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残酷拷問史② / 怪奇夜話

公開日: : おもうこと, ホラーについて

 

拷問史

 

 

■より苦しみを。痛みを。

 

 

 

どうも最東です。

 

 

前回の記事(こちら)に続いてこれまで行われてきた、人間を人間を痛めつける【拷問】についてご紹介していこうと思います。

 

 

四つ裂き、舌抜きとご紹介しましたが、拷問の歴史でいうのならがこれらはまだ初期です。

 

 

後年になってくるとさらに【より生きながらせさせ、より苦しませる】ことに重点が置かれるようになってきます。

 

 

当初は罪人に向け、自白であったり罰であったりという名目があったわけですが、それも段々と娯楽性を交えた拷問も増えました。

 

 

貴族階級や貧富の差がまだまだ埋まらなかった時代。

 

 

娯楽のなかった下限の市民は、拷問ですらショーのひとつとしたのです。

 

 

これが不思議なことに、世界中色々なところで同じようなケースが見受けられられます。

 

 

例えば、日本でも死罪になった囚人は市中引き回しの後晒し首にされるという、いわばエンターテイメントのような役割も担っていたのです。

 

 

 

■ノコギリを用いた拷問

 

 

世界中の刀剣武具において、日本が誇る『日本刀』は屈指の斬れ味だったそうです。

 

 

そのため、斬首刑も苦しみを負わなかったといいます。

 

 

……とはいえ、それはあくまで執行人が熟練の人間だった場合ですが。

 

 

苦しみを負わない……というのは、切れ味のいい刃物で切断すれば一瞬で首が落ちるからです。

 

 

海外でいえばギロチンなどは、より首が落ちやすいように計算されているため一瞬で首が落ちます。

 

 

拷問……というより、それらは処刑の手段なのですが時代が進むにつれ『わざと切れない道具』を扱うようになりました。

 

 

その代表が【ノコギリ】です。

 

 

日本でも江戸時代に【鋸挽(のこひき)】という刑が存在しました。

 

 

全身を土中に埋められ、首から上だけが出された罪人の横にノコギリが二丁。

 

 

その傍らには『この者を自由にノコギリで斬りつけてよい』と書いてあります。

 

 

なんと、第三者参加型の拷問なのです。新しいですね。

 

 

道行く人々が、なんの気なしになんとなく罪人の首を錆びた鋸で引いていくのですから、当事者の恐怖は筆舌に尽くしがたいものだったことでしょう。

 

 

また、鋸を用いた拷問で世界に目を向けてみるとヨーロッパでは【逆さ吊りノコギリ引き】という刑がありました。

 

 

これは股を広げ、逆さに吊るした罪人を股からノコギリで引くというファンキーな刑です。

 

 

逆さにされているため、罪人は頭に血が行き心臓に達するまで気を失うことなく苦痛を味わうといいます。

 

 

ご紹介した二つの拷問は、もはや処刑といっていいのですが絶命するまでの間を楽しみ、当事者をとにかく苦しめることから、『人の死』が見世物になっていた時代と言っていいのではないでしょうか。

 

 

■鞭打ち

 

 

 

これは現代でも一部の軍部で行われているといいます。

 

 

場合によっては、命を失うこともありますが鞭打ちによる、想像を絶する痛みと苦しみについてはあまり知られていません。

 

 

一口に鞭といっても、様々な形状のものがあり、よくテレビや漫画でみるSMの女王様が持っているそれとは一線を画します。

 

 

ものによっては、鞭打の度に身を裂き、肉をそぎ落とす……。

 

 

それによって鞭打ち拷問が執行された部屋は、あたり一面に血しぶきが舞っているそうです。

 

 

さらに刃物で斬りつけられたり、鈍器で殴打されたわけではなく、肉をそぎ落とし裂傷を強いるので傷の治りも遅く、痛みも広範囲に渡るとされています。

 

 

一見、軽そうに思って油断していた囚人があまりの痛みに、ショック死してしまうこともあるそうな。

 

 

■舟刑

 

 

 

ペルシャ人が拷問を発明する天才だといわれていたことをご存知でしょうか。

 

 

まず用意をするのは、二隻のボートのような舟。

 

 

大人が一人乗れるほどの小さな船です、

 

 

船の上に罪人を仰向けで大の字にして寝かせ、蓋をするように底を上にしたもう一隻を被せます。

 

 

罪人の首と手足の部分にはあらかじめその部分だけが出るようにくぼみが開けられており、二隻の船を纏った罪人は一見、間抜けな格好に視えます。

 

 

舟と舟の間を鉄の板やボルトでしっかりと留めると、罪人には大量の食糧とハチミツに牛乳などをたらふく食わせられるのです。

 

 

そうして仰向けになったカメのようになった罪人は天日干しのように外へ置かれ、蒸し暑さと許容量以上の食糧に気分が悪くなり吐瀉物を吐きます。

 

 

すると、吐瀉物は顔にかかりそれが繰り返され、吐瀉物の中に含まれるハチミツや牛乳、食料の香りに釣られて蜂やその他の虫、鳥が罪人の顔を啄みに来るというのです。

 

 

さらに密閉された亀の甲羅の中では、糞尿が垂れ流され、熱い日差しの中で密閉された中のそれからは蛆が沸き、それが体内に侵入して内部から罪人を食い尽くすというのです。

 

 

そのまま数週間放置された罪人の顔は無視や鳥や野生動物になすすべなく食い尽くされ、船の中身はそれはもうひどい状態に腐っていました。

 

 

どういう神経をしていればこんな拷問を考えられるのでしょうか……おぇ。

 

 

 

いかがだったでしょうか。前回に引き続いての拷問史特集。まだまだネタはあるのでもう少しやってみようかと思いますが……

 

 

よく、色々な媒体の書物やコンテンツで『人間が一番残酷だ』と言われますがまさにその通りでしょう。

 

 

いくら子供が狼やクマに食い荒らされようとも、食い荒らした狼やクマからすれば『生きるための手段』です。

 

 

要は彼らも私たちと同じで、食べなければ生きていけません。

 

 

生きるために食ったのがたまたま人間だっただけです。

 

 

ですが人間の感情としては、子供や年寄り、女性などが無残に食い散らかされていると「なんてひどいことを」なんて思うものです。

 

 

ですが、今回ご紹介した拷問や処刑法というのはそういうものとは全く次元の違うものです。

 

 

苦しめることを娯楽とし、そこからなにも生まないのにも関わらずさまざまな方法が考えられてきました。

 

 

これが一つや二つの国だけでなく、世界中でこぞって考えられ、執行されてきたというのですからおそろしい話です。

 

 

人がここから戦争に行きつくのは、至極当然なことなのかもしれませんね。

 

 

 

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