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【連載】めろん。1

■めろんたべますか ・綾田広志 38歳 刑事①  本当なんですか、あの噂って――  現場に向かうパトカーの車内で三小杉(みこすぎ)が恐る恐る訊いてきた。  つい一週間

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【夜葬】 病の章 -1-

一九五四年。 この年の出来事といえば、枚挙に暇がない。二重橋で一六人が死ぬ事故で幕を開けたかと思えば、遠い海を渡った地で人気を博したマリリン・モンローが来日した。 力道山がテレビでプロレスの面

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【連載】めろん。68

めろん。67はこちら ・綾田広志 38歳 刑事㉕  弘原海は呆けたような顔つきで通りを眺めている。 「あー……事情はわかりました。非常に残念です。えー……あ

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【連載】めろん。67

めろん。66はこちら ・綾田広志 38歳 刑事㉔  タンスの抽斗を上から順に調べてゆく。すくない衣類が整理されていた。  下段の低い抽斗には子供服があり、心が痛んだ

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【連載】めろん。66

めろん。65はこちら ・綾田広志 38歳 刑事㉓  光を失くした黒い瞳が眼窩から飛びだしそうだった。綺麗に死のうと思ったのか、口の中にものを詰め込んだまま大城はぶら下がっ

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【連載】めろん。65

めろん。64はこちら ・綾田広志 38歳 刑事㉒  女から教えてもらった家にやってきた。  わざわざ思うこともないが、外見は普通の家だ。この町にあるどの家とも同じ、どこでで

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【連載】めろん。64

めろん。63はこちら ・綾田広志 38歳 刑事㉑  女の話はこうだ。  この町にいる誰もが近親者に原因不明の精神疾患を抱えているといった。それは人を傷つけ、

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【連載】めろん。63

めろん。61はこちら ・綾田広志 38歳 刑事⑳  俺は息を潜め物陰から物陰へと渡り、移動した。  自分が身を隠す……というよりは、俺の存在を悟らせなければ住民は姿

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【連載】めろん。62

めろん。61はこちら ・綾田広志 38歳 刑事⑲  不安を残しながらひとりで行動することにした。  坂口の元に蛙子たちを置いていくことは心配だが、今は信用する他ない

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【連載】めろん。61

めろん。62はこちら ・綾田広志 38歳 刑事⑱  ドアが開き、中に足を踏み入れる。  規則的なエアを送るような音と、時折小さく存在を知らせる電子音が鳴っている。視

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【連載】めろん。60

めろん。59はこちら ・綾田広志 38歳 刑事⑰ 「やあ、来たな。綾田」  ようこそ、と言わんばかりに両手を広げたのは坂口だった。大学でもないのに白衣を羽織

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【連載】めろん。59

めろん。58はこちら ・綾田広志 38歳 刑事⑯  虎穴に入らずんば虎子を得ず  めろん村の白い施設のそばまでやってきた俺は胸の内でつぶやいた。  両間にこち

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【連載】めろん。1

■めろんたべますか ・綾田広志 38歳 刑事①

【夜葬】 病の章 -1-

一九五四年。 この年の出来事といえば、枚挙に暇がない。二重橋で一

【連載】めろん。68

めろん。67はこちら ・綾田広志 38

【連載】めろん。67

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【連載】めろん。66

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【連載】めろん。65

めろん。64はこちら ・綾田広志 38歳 刑事㉒

【連載】めろん。64

めろん。63はこちら ・綾田広志 38

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