未解決事件 / 世田谷一家殺人事件
■大量の遺留品
そこには沢山の、……本当に沢山の遺留品が遺されていました。
・ナイロン製の黒いジャンパーにマフラー。ジャンパーのポケットからはケヤキの葉と鳥の糞が付着し、それのメーカーはユニクロであったことが判明している。
・廊下には手袋と腰にかけるタイプのヒップバッグが落ちていた。
・さらにラグランシャツという種類のトレーナーがたたまれた状態で残されていた。
・凶器は大手メーカーの柳刃包丁、靴のブランド・種類なども判明している。
■さらに目撃情報も
事件が発覚した当日である平成12年12月31日。誰もが年をまたぐおめでたいムードの大みそかの日。
浅草発の快速電車から下車した乗客の中の一人であり、駅員が腕を怪我した男性の手当てをしたそうです。
後に捜査本部の追跡で犯人の男の腕には深い切り傷があったと発表しました。
翌年はじめには三十歳くらいで身長170センチほど、痩せた大柄の男が目撃されたという情報が浮上。男は紺のリュックサックに黒のダウンジャケット、ズボンはジーンズで靴は白っぽいスニーカーだったそうです。
■犯行後の10時間
調べによると、犯人の男はガムを噛みながら犯行に及んだそうです。
くちゃくちゃと口を動かしながらそれを行ったと想像するだけでおぞましい光景ではありませんか。
更に犯人の男は犯行後、すぐに現場を立ち去らず被害者宅の冷蔵庫にあったペットボトルのお茶や果物、アイスクリームを四つ……を食べたという形跡が残っていました。
絆創膏が入っていた缶からも犯人のものと思われる指紋を検出。
さらに被害者宅のトイレも何度か使用した形跡、そして一階の書斎にあったパソコンでインターネットを楽しんだ履歴も残っており、かなり長い時間犯人は現場にいたと思われます。
パソコンのインターネット履歴は2度。1時と10時。
これだけ見ても犯人が10時間以上も被害者宅に居たことが伺えます。
つまりこのことから、犯人はガムを噛みながら平然と犯行を行い、その後パソコンでインターネットに興じながらアイスを食べ、お茶を飲み……
そして一通りくつろいだ後、パソコンのコンセントを抜いて立ち去ったということです。
以上の点から、犯人は当初すぐに特定されるものとばかり考えられていました。
……さて、これは一体なんの事件なのでしょうか。
■世田谷一家殺人事件
日本の未解決事件の話題になると、必ず挙がるこの事件。
冒頭からご紹介した多数の遺留品や目撃証言があるにも関わらず未だに犯人が捕まっていない、恐ろしい事件です。
この事件の概要は以下の通りです。
世田谷区のとある会社員宅でこの家の夫人の母親が、家の家族4人が殺されているのを発見し通報しました。
この家の家系は、会社員夫婦と長女(8歳)と長男(6歳)の四人でその一家全員が凄惨な死を遂げていたのです。
通報を受けて駆け付けた警官は、その余りにも残虐で凄惨な現場に思わず目を背けたといいます。
一階の階段下で発見された主人の男性は全身、足から頭にかけて包丁でめった刺しにされ、周囲には夥しい血が冷たくなった体から流れ出ていたそうです。
さらに夫人と長女は2階の踊り場で倒れており、二人とも顔や首を中心に上半身を何度も斬りつけられていました。
特に夫人の状態は酷く、顔などは抉られたような深い損傷が見受けられたとのことです。
幼い長男は素手で首を絞められ、窒息死しておりこの子に関しては他の外傷はなかったということでした。
それら4つの変わり果てた死体だけでも充分残酷な光景でしたが、まるでそれを演出するかのように天井や壁、廊下と真っ赤なペンキをぶちまけたような惨状だったとのことです。
この極めて異常な残虐性を見せつけた犯人は、前述のように4人を殺した後、実に10時間もこの地獄絵図のような現場でお茶やアイスを食べながらインターネットに興じくつろいでいたというのです。
■見つからない犯人
日本中を震撼させた世田谷一家殺人事件。
狂ったように凄惨な事件でしたが、警察は当初楽観的に見ていたそうです。
なぜならばそれだけの犯人の遺留品が残っていればすぐに逮捕に至ると。
ですが、実際はどうでしょう。
数ある遺留品があるのに犯人の特定には行き着かず、それどころか捜査の過程で数々の有力な情報が寄せられるもどれも決定打にならず……結果として、現在まで犯人が誰なのか分かっていないというのです。
■殺された一家
この殺された会社員の一家。
他人から恨まれることはなかったのでしょうか。
実は、この会社員の男性は正義感が強く、夫人も子供向けの学習塾を経営していて二人ともモラルやマナーに厳しい性格だったと近隣住民からの証言があります。
そのため、悪漢は許せない性格だったのか騒音を鳴らす暴走族や、スケートで遊ぶ若者と時折衝突していたといいます。
そういった性格もあって、近所では有名な人物だったということでした。
事件が起こった当時、公園用地の拡張整備のため近隣住民は次々と引っ越しており、会社員一家もまもなく引っ越す予定だったそうです。
そういった背景があったため、会社員宅の周りに住む住民は半分以下となり、著しく人通りがなかった中での凶行でありました。
会社員一家は、夫婦ともに成功しており、正義感も強く、そして幸せな家庭でまさしく【理想の家族】といったところでしょうか。
近年、遺族である会社員の父親が死去し、事件はゆっくりと暗闇に潜り迷宮から出る気配は消えていっています。
はたしてこの悪魔のような犯人はどこにいるのでしょうか。
犯人については他にもいくつかの情報がありました。
現場に残された指紋と、韓国ソウル在住の韓国人男性の指紋が一致したという情報です。
さて……真実はどこにあるのでしょうか。
沢山残された遺留品ではなく、意外なところにそのヒントがあるのかもしれません……。
未解決事件とは、文字通り【解決していない事件】。解決しなければ記録として、恐ろしい話として好機の目にさらされ続けます。
それではまるで【解かないと死ぬ呪い】と同じようなものではないでしょうか。
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