*

怖い映画のすすめ / 口コミに踊らない人

公開日: : 最終更新日:2013/10/16 おもうこと, ホラーについて

■ホラーとしての邦画

 

どうも最東です。

私は映画が好きなのですが、最近のものは不作だと思っています。

なにもそれはホラーだけの話ではありませんが。

映画そのものでもそうですが、特にホラー映画というものは邦画派と洋画派に分かれますよね。

ちなみに僕は洋画派です。

近年、純粋なホラー映画が少なくなっているような気がします。

音楽でも聞いたことのないジャンルが増えたように、ホラー映画に於いても

ソリッドシチュエーションホラーや、サバイバルホラーなど。

簡単に言えば恐ろしい気持ちになれば、ジャンルの幅はともかくとしてホラーになるのではないでしょうか。

そう言った意味では、日本映画のホラー色は非常に強いと思っています。

■冷たい熱帯魚

 

そんな私ですが、恥ずかしながらしばらく映画を落ち着いてみる時間がなく、ようやく最近鑑賞したのがこちら。

『冷たい熱帯魚』

園子温監督の……これもシチュエーションホラー……とでもいうのでしょうか。

実際に起こった埼玉愛犬家殺人事件にインスパイアされた映画だそうです。

おすすめの点数でいうんなら10点満点で3点でしょうか。

ん、いま『ずこーっ!』って聞こえた気がしますが気のせいですね。きっとそうです。

つまりおすすめじゃないと捉えていただいて結構です。

■下品な映画

 

映画の評価というものは、人それぞれですし、それこそ好みの問題なので私個人の評価。

という形式になりますが、退屈しのぎにでも聞いてください。

レビューなどを検索して頂ければ分かると思いますが、方々で言われているのはまず第一声に、

グロい

私はスプラッターホラーも大の好物ですので、そこらへんは大体平気なので問題ないのですが、

内容がお粗末です。

ただただ、グロさや凄惨さを垂れ流す映画です。

■切っても切れないメッセージ性

 

前回語った『リング』では、己の死から逃げるために無関係な人間をも犠牲にする人間の愚かさを。

ほの暗い水の底から』では、母親と子供の家族の絆が映画全体のメッセージとしてあります。

コンセプトと言い換えても結構です。

しかし『冷たい熱帯魚』は、実際の事件をベースにしているからか、かなり淡々と進行していき、

最後にメッセージっぽいことを主人公の口から発し、終了します。

もしも、ラストシーンで主人公が言った言葉がこの映画のメッセージだというのならば、かなりお粗末な映画です。

全く何も伝わりませんし、意味が不明です。(個人の意見です)

ホラーに、得体の知れない物や、意味の分からない物が出てくるのはいいんです。

だけど、映画そのものとして存在の意味が絶対的に必要と思います。

印象として生きている間に、映画のシーンを覚えていればその映画は、自分の中では名作なのだろうと決めていますが、

来年の今頃、きっと僕の頭にはこの映画の印象的なシーンは消えているでしょう。

残念な映画でした。期待していただけに。

暇つぶしに鑑賞するのでしたらおすすめです。

実況板冷たい熱帯魚 [DVD]

 

 



このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク



関連記事

怪紀行岐阜・ノスタルジックシルバー遊園地 恵那峡ワンダーランド

■怪紀行憧れの里 どうも最東です。 遊園地、楽しいですよね。子供のころの楽しい

記事を読む

猿の血 2 / ホラー小説

■異変       俺が青果店でバナナを盗んだ

記事を読む

瞬きなら良い/ホラー小説

■意味不明なジンクス       目を

記事を読む

怪紀行青森・文豪はバリバリのお坊ちゃん太宰治の生家 斜陽館 海沿いの道に突如現れるモビルスーツ! ガンダムカットスズキ理容

■恥の多い人生を送っています(現在進行形) どうも最東です。小さいおちんぽを

記事を読む

コトリバコ/最も有名なネット怪談

    ■《おそろしい》は新時代に   &nb

記事を読む

怪紀行岐阜・でっけぇ天狗が願い叶える 古井の天狗山

■胸が岐阜岐阜してきた どうも最東です。 巨大なものには惹かれるものがあります

記事を読む

怪紀行兵庫淡路島・不可思議秘宝館ナゾのパラダイス 前編

■兵庫といえばナゾパラ どうも最東です。今回は淡路島を代表する超有名な観光スポットを

記事を読む

メガネ/ホラー小説

      ■凄惨な事故現場  

記事を読む

怪談 / 「ふたりめ」 ラジオで披露した怪談を公開

■怪談 『ふたりめ』       どうも最東で

記事を読む

猿の血 1/ ホラー小説

  ■バイク事故      

記事を読む

スポンサードリンク



Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

スポンサードリンク



【連載】めろん。1

■めろんたべますか ・綾田広志 38歳 刑事①

【夜葬】 病の章 -1-

一九五四年。 この年の出来事といえば、枚挙に暇がない。二重橋で一

怪紀行兵庫・自然に呑まれてゆく産業遺産 竹野鉱山

■わくわく鉱山ツアー どうも最東です。今回も前

怪紀行鳥取・廃墟景観シンポジウム2 天空に眠る若松鉱山

■産業遺産フォー! どうも最東です。ぺろぺろ今

怪紀行青森・東北最恐?それとも最狂?止まらないおもてなし とびない旅館《後編》

~前回までのあらすじ~ 変人がやっている旅館に

怪紀行青森・東北最恐?それとも最狂?止まらないおもてなし とびない旅館《中編》

とびない旅館 前編はこちら ■座敷童がでる宿

怪紀行青森・東北最恐?それとも最狂?止まらないおもてなし とびない旅館《前編》

怪紀行青森・死者と邂逅する場所 恐山 ■飛内さ

→もっと見る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP ↑