【嗤う旅・滋賀県】たんたんたぬきの里・信楽

■陶器といえば信楽
どうも最東です。
カミングアウト、というわけではないですがその昔私は外食産業で勤めていました。まあいわゆる居酒屋とかそういうやつです。(いい感じに言いたかった)
居酒屋、というとビールやチューハイをはじめ、日本酒や焼酎を数多く取り扱うわけですが、店によってドリンクの内容でグラスを変えるところがあります。
最東が勤めていた居酒屋もそのクチでして、ビールやハイボールはジョッキ、チューハイはグラス、カクテルはタンブラー、日本酒は冷なら升に細身で口の浅いグラスを溢れるほど注ぎ、熱燗だととっくりで提供します。あと、焼酎なんかは陶器のグラスでお湯割り、水割りを兼用していました。
特に最東が勤めていたころは空前の焼酎ブームでして、昔ならくさいからと敬遠されていた芋焼酎が女性を中心に大人気。日本酒も各銘柄がブランド化して、全国的に和酒は大賑わいだったのです。
さて、そんなわけですから最東の店でも日本酒、焼酎は人気でした。週末の夜にもなると陶器のグラスや陶器のとっくりなんかが全部出払ってしまい新しい注文が取れないといううれしい悲鳴があがったり。
日本人だから、という側面が強いかと思いますが陶器の器はすべからくして人気があり、和酒のブームの火付け役の一旦を担っていたのかもしれません。
どうしてそんな酒の話をするかというと……実は酒ではなく、陶器のほうに用があります。かなり遠回りをしましたが、要は最東と陶器は密接な関係があったと言いたいわけです。いや、密接ってほど深くかかわっているわけではないですが。
ともかくとして、みなさんは陶器といえばなにを思い浮かべるでしょう。とっくり、焼酎、陶器……さん、はい!
『信楽焼~』
はい、よくできました。陶器といえば信楽、信楽といえばたぬきぽんぽこさんですね。
■令和たぬき合戦しがらき
今回の怪奇行は滋賀の信楽。『しが(SHIGA)』で韻を踏んじゃうくらいhiphopなテンションで行ってまいりました。
例のごとく、今回も盛りだくさんのスケジュールでやってきたので信楽がメインというわけではないですが、たぬきと陶器の里と知っておきながら(居酒屋元店長の経験があり信楽と密接なかかわりあいがありつつ)なんとなくシカ(SHIKA)トしてきた滋賀(SHIGA)の信楽(SHIGA)、アーイエー。思えば行ったことがなかったな、と思って滋賀怪奇行の最初の行先に選びました。なにより大阪から近い。
何か所かピックアップをしてやってきたわけですが……甘かった。
ポン!

ポン!

ポンポコ!

ポンポコポーン、というわけで映画『ワールドウォーZ』のゾンビのごとく、夥しい数のあちこちでお出迎え。
いや、大阪に住んでいたら考えられないくらいの頻度で陶器店、工房にぶちあたります。そう、それはまるで大阪でいうタコ焼きやのような頻度。(大阪在住の方ならこの異様さがわかってもらえるかと思います)
とにかく、道をいけばタヌキ、タヌキ、タヌキ、ポンポコポーン!!


さらにポンポコに圧倒されるのはなにも数だけではありません。そのサイズ感にも驚かされます。
どかん、どかん、と街でタイラントにエンカウントしたかのように初遭遇の際は心臓が止まりそうになりました。
■どこでも信楽焼が買える町・信楽
最東が到着したのはお昼ちょいすぎ。
昼食は抜いてきました。
無論、それには理由があります。ずばり!信楽のたぬきまみれのうどん屋さんでうどんシュビドゥバするからだよッ!(カリスマッ!)
というわけで、あらかじめ下調べしていた信楽にあるうどん店『狸家分福』さんへ。
どうしてわざわざこのお店にしたかというと……
ポンポコポーン!

ヒッチハイクするタヌキを目印にして鎮座……もとい、雑魚寝しているのはこれまたタヌキ。ここまででかいとふてぶてしさよりも神々しさを感じてしまう。


愛車のプリプリくん(プリウスα)を駐車場に停め、降車すると駐車場内にはたくさんの陶器のタヌキたちがお出迎え!……ん、タヌキかほんとにこいつら。




よくみるとカレー作りそうな、いやカレー屋を経営(誰かにやらせている)していそうな血色のいいインド人風の男やこめかみを砕かれて灰になったセイウチ、シーサー、ペン……ギン? など統一感のない陶器の像が「ようこそ狸家分福へ!ゆっくりしていってね!」と歓迎してくれているかのよう。微笑みを蓄えながら最東はパシャパシャと写真を撮りつつ、中へと入りました。

「わあ~☆」
イッツァタ・ヌ・キ~☆
巨大なタヌキの体内にはタヌキがたくさんいました。何を言っているかわからんと思うが本当なんだ。

玄関入り口から入るとタヌキたちがお出迎えしてくれました。ここに住むと多分、来年のいまごろにはタヌキになっていると思います。
このお店は玄関から中央にかけて信楽焼の販売店になっていて、その奥がうどん店になっているようです。奥に進むとテーブルがありました。
しかし、やけにうす暗くひと気がない……。もしかしてうどんの営業はしていないのかと不安になりました。が、厨房は電気がついているし、よく見るとカウンターの端でおばちゃんがひとりでうどんを啜っています。
「あの~……」
「あぶっ! いらっしゃいませ~」
『あぶっ!』というのは急に声をかけて驚いた声のようです。
まかないの途中だったらしく、なんか申し訳ない気持ちで注文……(やってたみたいです)
ど平日のお昼ですもんね……油断しちゃいますよね……さーせん。
でも店内はとってもかわいい。ここもタヌキ、タヌキ、ポンポコリーン☆ですが町中に溢れるポンポコ圧とは違って、とってもチャーミング。どれもかわいい。



そんでもってランチの日替わりセットはボリューム満点!おなか一杯です。ごっつぁんです。

■タヌキ大神へお参り
ひとつ質問なんですが……狸大神ってなんですか?

と問いたくなりますが、実際言ってもタヌキの神様ということ以外なにもわかりませんでした。

どうやら『たぬきや総本家』という信楽焼の会社兼工房に設けられた(というか作った)大タヌキ様のようです。いい感じに目ん玉ひん剥いてていい感じです。タヌキが吞みながらお風呂入っていたりしたので「死ぬぞ!いますぐやめろ!」と言いかけましたが信楽焼で安心しました。


ほかには鳥居なんかもあって本格的なタヌキ神社です。


さらに奥へ進むと土着信仰が根付くタヌキ集落のような場所に迷い込みました。同行者もおらず、最東ひとりだったのでここで死んでもおそらく事件は迷宮入りしたでしょう。
こわいなこわいなおっかないなあ~(ぽんぽこりん)
そんなこんなでタヌキにまみれ、最東は信楽を後にしたのでした。


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