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ドキッ!最東だらけのホラー祭2020





■みんな大好きホラー祭




どうも最東です。




いよいよ暑くなってまいりました。コロナ禍の収束の目途もたたず、マスクマナーで息苦しい毎日です。




こんな時に我々創作者というのは一体なにができるのか、と自問します。ですがまあ当然、答えがでることもなく悶々と結局書くだけ。




つまるところ、小説書きには小説を書くことしかできることはないのです。




そんなわけでこんな暗い世情を吹っ飛ばせとばかりに不謹慎なホラーばっかり書いているのが私です。




性分に合わずコツコツと書き続けたおかげでなんと2020年の夏は3冊もでます!




題して『ドキッ! 最東だらけのホラー祭2020』!




今回はそのラインナップをご紹介したいと思います。




■寝屋川アビゲイル




はい、でました。〝いつもと違うやつ〟です。




ホラーはホラーなのですが、ライトさやキャッチ―さがまるで違います。




いわゆるキャラものというやつで、そして誰も聞いた事のない『ナニワ・ホラー』のコピーが踊り狂う、まさに「狂ったか、最東めが!」と思われるような一冊。




しかし、心配ご無用。




全体を覆うライトでポップな読み口の中に、最東特有の性格の悪さが滲みだす作りとなっております。どこが性格悪いかというのは、読んでいただいてのお楽しみ……。




もともと今作は講談社タイガの担当編集氏から、「『ナニワ・ホラー』っていうのはどうですか?」という提案から出発した企画です。




「なるほど、確かにご当地もののガチホラーっていうのは聞いたことないかも」と思いました。(怪談などはご当地ものはたくさんありますが)




ですがいざプロットを練ってみると難しいもので、「恐怖」と「怪異」が題材で、なおかつ最東が得意とする「ゴアな表現」をご当地もので書くのはなかなかどうして厳しい。




というのも「人が不幸になる物語に実際の地名、人名、店などを使うわけにはいかない」という壁があったのです。




そこで悩んだ末に降ってきたのが、「どうしようもない怪異に立ち向かう(※絶対勝てない)霊能者」の話を書こうと決めました。これなら書き方次第でなんとかなるかなー、と思いキャラや設定を作りました。『寝屋川アビゲイル』というタイトルは先に思いつき、語呂がいい感じなのでこれで最後までいこうと決めていました。




正直、これまでと全く違う作風なので反応が不安なのですが、この機会に是非お手に取ってもらえたらうれしく思います。




なお、今作には「寝屋川」という地名が登場することもあり、地元を知る人ならにやりとする要素がたくさんあります。是非是非探してみてください。








■贄宴




造形美術家の山下昇平さんの作品集。言わずと知れたホラー界で知らない人はいないほどの有名な作家さんです。最東も2019年に刊行された『おるすばん』の装丁に使われた造形作品を担当していただきました。




そのご縁で『贄宴』にお声がけいただいたというわけです。




『4人のホラー(怪談)作家が山下作品を題材に4つの掌編を書きおろす』という企画で、最東も前述の『おるすばん』に深くかかわる一編を寄稿しました。




なにしろほかの作家陣が豪華!!!




ホラー界の生ける伝説・京極夏彦氏




怪談作家界の女王・川奈まり子氏




怪談もホラーもなんでもござれ怪異貴公子・黒史郎氏




そして、怪談誌『怪』元編集長にしてアンソロジスト・東雅夫氏




ひょーっ!!死んじゃう!こんな布陣に放り込まれたら最東死んじゃう!(粒子化)




ですがそんな豪華作家陣の掌編も贅沢ですが、なにより山下氏の作品世界が最高に尖っています。あれやこれやと紹介したいですが……是非お手にとってお確かめください!








■KAMINARI




光文社より2冊目の刊行。今作はみんな安心〝いつものやつ〟です。




ですが、ひねりが利いているのは怪物は怪物でも生身の人間。それもおっさんが執拗に追いかけては襲い掛かってくるという不条理な物語。




この夏の最東ホラー祭の中では最も狂気にまみれた作品。寝屋川アビゲイルを読んで「あっれー?最東さんったらセルアウトくずれになっちゃったの?!」と思ったそこのあなた。安心してください。狂ってますよ!




という作品になっています。自信作!とくとご覧あれ!




■異世怪症候群




『読んだら呪われる』一冊。マジで呪われちゃうよ!




五つの【忌み話】からなる、強大な呪術。【忌み話】にはそれぞれ最東お馴染みの怪物が大登場!どれもこれもぶっ飛んでいて、捕まったら確実にデッドエンド間違いなしのお祭りホラー!今回のホラー祭では最も正統派で、最東らしいホラーの詰め合わせではないでしょうか。




こちらは星海社FICTIONSより単行本で刊行予定。最東作品でははじめて、たくさんの挿画があり没入感はたっぷりです。




そして、今作には〝とある仕掛け〟がしてあります。それを見つけるのもまたひとつの楽しみですよ!ただし、それを見つけてしまうと、後戻りできなくなるかも……。




そんなサプライズも用意している欲張りな一冊です。








■これからも続々




2020年は秋以降、もう一冊準備しています。年内に出ればいいなぁ、と思いつつ出なかったらごめんなさい。




来年2021年も刊行予定はいくつかあります。もしかしたら今年よりも多くなるかもしれません。




……そうなると来夏にももしかしたら『ドキッ!最東だらけのホラー祭2021』ができるかも。そうできるよう、みなさま応援お願いします!!




最東対地

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