嗤う旅和歌山・幾千の瞳が見つめる人形供養のメッカ 淡嶋神社

■怪紀行らしさ全開のスポット
どうも最東です。
オバケって怖いですよね。特に呪いもの。かくいうアテクシも呪いもののホラーをたっくさんッ☆ 書いているので他人事じゃあありません。
実際、角川ホラー文庫から『おるすばん』という本を出しているのですが、こちらはまさに呪いの人形がテーマになっています。(あ、安心してください。ちゃんとバッドエンドなので)
あーーーそういえば、このブログ……そもそもあたいの本の販促のためにはじめたはずなのに新刊情報まったく更新してねえやー、イッケネー!(そして最東は文芸界から姿を消した ※探さないでください)
そういうわけでみんな、『この場所、何かがおかしい』(エクスナレッジ刊)買ってくれよな!
和歌山からは友ヶ島を取り上げてるんだぜ。
……そう、友ヶ島から渡船で本土に帰ってきた我々は、その足で淡嶋神社へと向かったのだった。
「え、これって怪紀行なの?全然怪要素ないんだけど」という声がちらほらと最近聞こえてきますが、オラッ、ここなら文句ないだろアァン!?
■人形の杜・淡嶋神社
怪紀行トラベラーのみならず、心霊・オカルト方面にも絶大な認知度を誇る淡嶋神社。
その淡嶋神社がどうして有名になったのかというと、その理由はなんと言っても人形供養でしょう。
淡嶋神社には全国津々浦々から供養を希望する人形が集まってくる。過去にはUSJの期間限定アトラクション『祟』というお化け屋敷にも同神社の人形が貸し出されたこともあります。(この件についてはひと悶着あったので記憶に新しい方もいるはず)




訪れてみるとわかるがとにかく境内に整列しているように立ち並んでいる人形の数がすごい。
ところかまわずに置かれまくってまさに人形の無法地帯!というわけではなく、人形たちは一画一画にきちんと集められており、たぬきコーナーやらマスコットコーナーなどパビリオンのようにわけられています。
メディアで見た時は「怖えよこんちくしょう!」と構えていたのですが、行ってみると思っていたよりもこじんまりとした印象でした。人形の数もすごいけど、むしろイメージしていたおどろおどろしい人形のお化け屋敷!……という趣ではなく、どちらかといえば『人形のテーマ・パーク』に近い。




























というのも仮にこれが日本人形限定で並んでいたのならば、それなりの雰囲気を味わえます。
でもここにあるのは『ありとあらゆる人形』で、それは人形のみならず先述した通りたぬきの置物もあれば動物の置物、デフォルメされたかわいいものだったり果てはお面まであります。
最初こそ、その数のインパクトにギョッとしますが、慣れるとなんだかどの人形も愛嬌があってずっと見ていられます。なんだか、怖い意味ではなく今にも動き出しそうな、幻想的な感じがしました。






■あとで知った下着供養
手元にある吉田悠軌著『ホラースポット探訪ナビ』によれば、天照大神の娘である淡嶋神が患い、海に流されたそうな。(ひどい)
その時に淡嶋神が「この悲しみから世の女性を救いたい」と祈願し、淡嶋神社ができたといいます。
3月3日に『流し雛』という行事が行われるということもあり、ここが雛祭り発祥の地であるという説もあるとのこと。
そんな由来があって、婦人病平癒、安産祈願など女性にまつわるご利益がある神社でもあるのです。
先輩作家の田辺青蛙さんから、「境内の奥に下着が供養されているんですが知ってますか」と問われ、「えっ!ソウナノ!?」とはじめて知った最東。慌てて家に帰ってから、もしかすっと気づいてないだけど写真撮ってるんじゃないのあたい!?と画像を確認。
全然なかったです。
田辺さん曰く「最東さんの心が綺麗だから目に入らなかっただけですよ」
そんなバカな!心の汚さでは日本ホラー小説大賞界で一番なはずの最東なのに!!
気を取り直してネットで調べてみると確かにそういう場所があるとのこと。それで吉田さんの本を読み返してみたところ、先述のようなことが書いてありました。
なるほど、人形供養もそもそもは女性にまつわる理由があったのだと納得。最東が見つけた画像では絵馬と一緒に袋(パンパン)に詰めた下着がいくつも吊ってありました。
性病や婦人病の予防・平癒の祈願と聞かされれば、やましい気持ちも浄化されるというものです。(やましい気持ちになってはいけない)


友ヶ島に渡る加太港や、淡嶋神社は大阪からも近いのであたいのような浪速のホラー作家には優しい怪紀行スポットだね☆


■本屋プラグさんに立ち寄る
和歌山は愉快な仲間たちと日帰りの予定で訪れました。
帰りに前々から行ってみたかった『本屋プラグ』さんに立ち寄りました。(この記事は2022年に公開していますが、和歌山に訪れたのは2020年です)
本に埋もれる生活とはこういうことか!という素敵なお店。直木賞の人はみんなが喫茶を楽しんでいるのにひとり生ビールを飲んでいました。




本屋プラグの店主さんに、近所にあるという『空き家なのに時々夜、明かりがついている緑の家』を紹介してもらい、ほくほくで写真パシャパシャ。
どうかオバケが出てきますように、とお願いしましたが出てきませんでした。残念。





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