【嗤う旅・滋賀県】痛々しい包帯獅子狛・兵主大社&ド迫力産業遺産・土倉鉱山跡

■カメへん、カメへん、よってきや
どうも最東です。
前乗りでやってきたのに同行予定の知人に愉快な裏切りドタキャンを喰らってすぐあと、傷心の最東は兵主大社へとやってまいりました。
ここには満身創痍の獅子狛様と狛犬様がいらっしゃるという噂を小耳にシザースしたので、どんなもんかしらと見に来たわけです。
駐車場に車を停めるとちょうど七五三のお詣りらしい家族が。ちっちゃい袴が似合うちびっこを温かい目で見守りながら、兵主大社の立派な門を見上げほへえと間の抜けた声をあげました。
七五三詣りを邪魔しないよう、ささっとパシャリ。

朱鳥居と門、その奥に除く社殿が非常にかっこよくて毛穴から脳漿にじみ出そうになりました。



もんげー!
ここにも狛さんが門番をしていたわけですが、包帯巻いてない!無傷!ムキー!(天才的なライム)


もしや神社を間違えたのかとひやひやしつつ、七五三の家族よりお先に失礼して境内へ。
おお……思ってたよりずっと厳かで立派な神社だ。ちゃんと調べろよ最東対地。



さわさわと木々が揺れる音に押されながら参道を行き、社殿の前にお手を清めておこうかと手水舎に近づくと……亀。
亀?
全部の足をひっこめた亀の口からエレエレエレエレと手水を吐き出しています。

あら? おいどん、怪我した狛さん見に来たんだよNE
しかし、これはこれで愛嬌があってかわいらしい。エレエレエレエレ
よく見てみると水場のそばにはあちこち亀さんがいらっしゃる。




なぜなにクエスチョン、とあとで調べてみると兵主大社の神様は琵琶湖の対岸に位置する日吉大社から亀に乗って中主に渡ったということらしいです。
それって……浦島マリン!
否
浦島太郎じゃん! ははぁ~ん、さては浦島太郎の源流は滋賀県だったのだなぁ~?
くくく、これはもう俺の勝ち。(琵琶湖は湖であって海ではないとこの時の最東は気づきもしなかった)
物音がして振り返ると参道を挟んで手水舎の向かいにある社務所に中年のカップルが。
財テク(言いたいだけ)っぽいおじさんでした。
おみくじでも買い占めてるのかな、と思いながらなにげなしに見ていると庭園がどうとか聞こえてきました。
兵主大社は別料金(500円)を支払うと社殿横の庭園に入ることができます。最東はあんまり興味がなかったので庭園に入っていく財テクの後姿を見送ってから外から見える範囲でだけ見学しました。

こちらも調べてみると国指定名勝とのこと。古社だな、とは思っていましたがそんなに由緒のあるスポットだとはつゆ知らず。(さーせんの舞)
とかなんとかありながら、ようやくやっと社殿へやってきました。
あった!!


わああっ、満身創痍~~!
ちょ、大丈夫? 思ってたより痛そうなんだけど!
おもわずあわあわしてしまいましたが、どうもこの白い布は包帯ではなく祈祷布といって巻いた部位に無病息災のご利益があるのだとか。
当然ですが、ありがたい狛さん……いや、狛さまなのです。もんげー!
包帯じゃなくてよかった。
面白スポット探訪のつもりが、とてもしっかりとしたところでした。
■行きはよいよい帰りは……
さて、時間はとびましてまもなく17時になろうかというころ、最東は土倉鉱山跡という場所に向かっていました。
時間が飛んだ理由を説明すると、じつは兵主大社のあと『沖島』と米原にある『岩脇蒸気機関車避難壕』に行ってきたんですが、このふたつはちょっと記事の量が大きくなりそうだということでちょっと順序を飛ばして最後に行った土倉鉱山跡を先に紹介しようというスンポーです。
岩脇蒸気機関車避難壕を出たのが16時ごろ。完全に暗くなるのは18時ごろになるかと思われるので、土倉鉱山跡に行くかどうか迷いました。
ただ見るだけなら30分もあればいけるかなぁ、でもギリギリすぎるかなぁ、などと悩みましたが迷っている時間が勿体ないととりあえず行ってみることに。
思ったよりも山奥で途中で引き返そうか考えましたが、その都度自分を奮い立たせてぐんぐんと向かっていきます。
っていうかどんどん空がオレンジ色に☆



山道なので外灯もなく、日が落ちるとさすがにまずいよなと思いつつひやひやしていました。
そしてひやひや要素がもうひとつ。ガソリンが残りワンメーター!
プリプリくんはハイブリット車なので多分耐えてくれると思いつつ、まさにスリルドライブ!(悲鳴→クラッシュ)
計一回迷子になりながらなんとか明るいうちに土倉鉱山跡に辿り着けました。
むしろこの空のシチュエーションはレアな気がします。
一組、先約がいました。山の中、ひとりきりのドライブはかなり心細く、このままでいだらぼっちにとって食われても誰もわからないよなあと半泣きになっていたところなので、その車の姿には多少なりとも救われました。(すぐどっかいったけどね!)
ひと気皆無だったので、人がいるだけで心の元気が回復した最東は車から降りて土倉鉱山跡を見上げました。
「すっげぇ迫力……」

一部界隈では『滋賀のラビュタ』と呼ばれているらしく、たしかにそうも見えなくはないです。
とはいえ、『〇〇のラピュタ』は各地に点在しており、以前訪れた和歌山の友ヶ島も『和歌山のラピュタ』と呼ばれていたりするのでその辺の説得力は怪しいものです。
実際、そう意識しようとしてみればそう見えなくもない……程度のもので、最東は普通に産業遺産! という感じで巨大で威圧感のある、怖さがある廃鉱山でした。
在りし日の面影はありませんが、ひっそりと山奥に佇むその姿は見るものを圧倒する凄みがありました。
到着したときはまだなんとか青かった空もみるみる夕色に染まり、さらに畏怖を強めていきます。





倒壊の危険があり、内部は立ち入り禁止でしたが近くで目の当たりにするだけでそれこそでいだらぼっちのような巨人を崇めている気になります。山岳信仰というものがありますが、(そういうものとは根本的に違うということは承知の上です)大きな自然の前ではやはり人は神を見て、信仰するのでしょうか。



しかし、見れば見るほどかつてここに多くの人が仕事をしていたのだなあと思うと、なんとも言えない気持ちになります。


「ガソリンー――――!!!!」
真っ暗な山道をなるべくアクセルを踏まず下りながら、車内で最東は悲痛な叫びをあげながら帰りました。(なんとかなりました)
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