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ホラー映画レビュー/WORLD WAR Z

公開日: : 最終更新日:2016/03/01 おもうこと, ホラーについて, ホラー映画

ワールド・ウォーZ エクステンデッド・エディション2Dブルーレイ [Blu-ray]

■ホラー映画あれこれ

 

 

 

どうも最東です。

 

 

いつもは都市伝説や怪談、不可思議現象や奇妙な史実などを取り上げていますが、今回はホラー映画の感想などを語ろうと思います。

 

 

このブログを隅々まで散歩された方でしたらお分かりだと思いますが、最東はホラー映画好きでもあります。

 

 

ホラー作家ですからなんら不思議もなく、意外性0だと感じられると思いますが、まあまあそんなこと言わずにお付き合いください。

 

 

出来ればこれまで最東が観たホラー映画を全て語りたいですが、まあまあの量をこれまで鑑賞してきたため、内容を覚えていないものも沢山あります。

 

 

ですので、出来るだけ直近で観たものを優先的にご紹介していこうかな、なんて思っています。

 

 

さて、早速一つ目の作品をご紹介しましょう。

 

 

 

■WORLD WAR Z 見所

 

 

 

去年公開された映画ですのでご存知の方も多いと思います。

 

 

ブラット・ピット主演のパニックアクションホラー……とでも言いましょうか。

 

 

ついにゾンビ映画はここまで来たか! と感慨深くなる作品でもありますが、ハリウッド産ゾンビ映画としてはゾンビランドよりも格段に劣ります。

 

 

コメディ作品としても出来は優秀ですが、ゾンビ映画ファンなら誰であっても満足できる映画ではないでしょうか。

 

 

メジャー作品故に残酷描写や直接的なゴア表現はほぼありませんが、ロメロゾンビに通ずるところは多分にあると思います。

 

 

おっと……ゾンビランドのレビューではなかったですね。(笑)

 

 

話をWORLDWARZに戻しましょう。

 

 

リメイク版ドーン・オブ・ザ・デッド、28日後…などで打ち破ったタブー、【走るゾンビ】を頂点まで極めた映画……といっていいでしょう。

 

 

とにかくゾンビ化した人間のウイルスっぷりがすごいです。

 

 

ゾンビをモンスター化した記念すべき一作ではないでしょうか。

 

 

 

■内容

 

 

 

ただ、見所はこの夥しいCGゾンビのモンスターっぷりだけです。

 

 

ストーリーの方はこれまであった色々なゾンビ映画の中でも最底辺の部類に入ると思います。

 

 

ゾンビを餌にしたブラピの為の映画……という印象だけが最後に残りました。

 

 

他のレビューサイトでも書かれていましたが、あまりにもブラピのスーパーマンっぷりに萎えてしまうのです。

 

 

漫画で例えるのでしたらそうですね……彼岸島ですか。(あ、そういえばこれも映画化してましたね)

 

 

ただ、映画ファンとしてはブラピを前面に押し出すのは別にいいんですが、特に格好良くないんです。

 

 

それもそのはずセブンに始まり、ファイトクラブ、12モンキーズなどブラピの魅力を存分に打ち出した映画は数多く、それらの作品に比べて明らかに中途半端なんです。

 

 

家族愛もテーマにしているのですが、それもそれであまりにも陳腐で泣かせたい場面であっても半笑いしてしまいます。

 

 

 

 

 

■ゾンビ映画とは

 

 

 

ゾンビの見せ方というのはいくつかあると思いますが、大きく分けて二つに分類される、と個人的には思っています。

 

 

それは【個】で魅せるか、それとも【群】で魅せるか。

 

 

ロメロ3部作に於いては、個から始まり、群を経て、そしてまた個に帰る。

 

 

そんな素晴らしい流れを見せてくれました。

 

 

少々遠回りになりましたが、つまり【個】で魅せるゾンビとは、『単体でも恐ろしいゾンビ像』を差し、一方の【群】で魅せるゾンビはその逆、『物量で圧倒させるゾンビ象』のことを言います。

 

 

今回のWORLDWARZは、当然後者の【群】で魅せるゾンビの最高峰です。

 

 

ただ、これについては賛否あると思いますが観たあとの感想として「別にゾンビでなくてもいい」という感情が残りました。

 

 

そうなのです、別にゾンビである必要もないですし、これがかりに犬猫でも成り立つのです。(むしろその方が流行ったかも)

 

 

スピーディーな展開は飽きさせないポイントなのかもしれませんが、誰がゾンビ映画にスピードを求めているでしょうか。

 

 

しかし冒頭でも述べたように、ゾンビ映画がここまでの大作に昇華したという点では非常に感慨深いですし、一見の価値はあります。

 

 

ラストのオチについては色々賛否ありますが私は完全に否定派です。

 

 

バタリアン1のラストを見習ってほしいとさえ思いました。

 

 

普通に考えて人間の数よりも増えてしまったゾンビに対して、希望にも絶望にも寄ったラストは相応しくないのです。

 

 

生き残った人間の希望と残された人間の絶望。

 

 

この二つが共存するのが、ゾンビが徘徊する世界で、ひっくり返してみれば常にそれは世間を痛烈に風刺しているものとも言えます。

 

 

世の中ゾンビのように生きているだけの人がどれほどいることか。

 

 

それを想えば、私達の住むこの世界は既にゾンビによって浸食されているのかもしれませんね。

 

 

ゾンビに噛まれた人間もゾンビになる……現実の世界ではどうでしょうか。

 

 

悪い奴に関われば自分も悪くなってしまう。

 

 

しかし善人に関われば善人になれるのでしょうか?

 

 

なぜに逆転するだけでこんなにも優劣が平等ではないのでしょうね。

 

 

えらく哲学的なあとがきになりましたが、ゾンビ映画とはスプラッターの中にモダンホラーを隠した、言わば哲学的な映画とも言い換えられると思うのです。

 

 

そういうわけでWORLDWARZ、最東の評価は……

 

 

★★☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

星二つでした。

 

 

 

 

次回は『死霊のはらわた(EVIL DEAD)』をご紹介します。

 

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http://youtu.be/vWajrxERqEM



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【冷たい熱帯魚】

 

【ロメロ3部作】


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