怪紀行●●・どう見ても廃墟なのに24時間営業中!某アミューズメント

■怪紀行40カ所超え
どうも最東です。
ただいま2022年の師走なわけですが、怪紀行の記事がどれくらいいったのかなと思い戯れに数えてみたところ、40カ所を超えていました!
これはもう立派に怪紀行(頑なに珍スポットとは書かない)ブログと言っちゃってEんじゃないでしょーか!
まだストックはあるものの、ようやく底が見えてきたので来年からはより精力的にあちこち行こうと思っています。いま、最東の熱視線を集めているのは高知。いいですね、高知。高知カツオたたき食べたいよ。
そういうわけで今回は変化球ネタで勝負していきたいと思います。
■なにもかも言えない
変化球ネタと聞いてどんなイメージを持つでしょうか。
まあ、変化球と自分で言っちゃうくらいなのですから、なんかいつもと違うんだろう……くらいなものかと思います。
実際、その通りなんですがね!(ブリッ!
とはいえ、今回紹介するスポット自体はいつもと変わらない変なところではあります。ではどこが変化球なのかというと……
場所も名前も言えないのー♥
というわけで外観の写真は掲載していません。撮影はしましたが、こちらの判断でアップしないことになりました。
何県のどこ、ということももちろんお口ミッフィーなのであしからず。
■言えない事情
というわけなので今回の怪紀行、写真も少ないです。店内の写真だけにとどめているので仕方ありませんが、どうしてそうなったかということを説明せねばなりません。
とある珍スポットイベントに出向いた時のこと。
憧れの珍スポトラベラーの方にお会いして、珍スポ(怪紀行)トークで盛り上がりました。最東が住む大阪ではなく、某県に遠征していたこともあってその方が「せっかく来ていただいているなら」ということで教えてくれたのが、今回のスポットです。
聞いたところ、「どっからどう見ても廃墟にしか見えないのに営業しているゲームセンター」ということで、なおかつ「24時間営業」というやや渋滞気味の情報。
なにそれおもしろそう!!
となったのは当然のことで、さっそく翌日愛車のプリプリくんでヴォオオン!!!とやってきたわけです。
外観の写真を見ていただけないのが残念ですが、マジで廃墟。やっているとは到底思えない外観です。
駐車場には軽自動車が一台停まっていましたが、ひと気はゼロ。一応外から中の様子はうかがえるのですが、電気もついていないし筐体の電源も入っておらず画面は真っ暗。
某氏からは「絶対やってないって感じなんですけど、やってます」と言われていたけれど、とても信じられませんでした。
しかし、道路沿いの電光看板にはしっかりと『P』(駐車場のこと)や『24時間営業中』とスクロールしています。ほんとかよマジで。

そして、おそるおそる玄関っぽい扉があったので、中に入ろうとしました。
がちん、と施錠の音。
なんだ、やっぱやってないじゃんかよ~。おかしいと思ったんだわ、これでやってたらおかしすぎるしさ~!
と、残念なんだか安心なんだかよくわからない感情に。
とにかくドアが開かないので入りようがないな、と思いつつ入り口はここしかないのかと外周を観察してみました。
すると、迂回しないといけないようなところにもうひとつ入口があることに気づきました。しかし、「いやいやいや、いくらなんでもあそこから入れってことないやろ」と最東は苦笑。なぜならそこは自動ドアがあったのです。
この暗さなので、もし営業しているとしてもドアは手動なはず、と勝手に思い込んでいました。ゲームの電源落してるのに自動ドアが開くわけない。
ヴヴーン
開いたぁあ!!


■THE 邂逅
うわ~すげえ~!
店内には入れたものの、なにひとつとして電源が入っていないため盗人の気分で中を見てまわります。
聞いてはいましたが、各筐体上部には電源スイッチが設置されており、ゲームをやるときには手動でONにし、終わったらOFFにするシステムのようです。UFOキャッチャーとかもありましたが、景品に年季が入り主化していました。
ただ、ジュースの自動販売機は真新しいものが一台設置してあって、これを見ると営業しているということを実感しました。







「たまんねぇ~うひょ~~~www」
パシャパシャパシャパシャ
と最東はよだれと興奮汁を毛穴からあふれ出しながら写真を撮りまくりました。
「兄ちゃんなにしてんの!」
「ふふぇいっ!?」
突然奥からの怒声に、最東は耳から金玉が飛び出しました。(片方だけ
それはなんとオーナーさん。
最近、youtuberやSNSに無断でアップする輩に困っているとのこと。筐体を乱暴に扱ったり、ゴミを散らかしたりし、面白半分にネットに上げることにげんなりしているといいました。
「わ、わかりました。あのう……場所や店名を伏せて投稿するのもだめですか?」
最東がぶひぶひこびへつらうとオーナーさんは渋々承諾してくました。
そして、話を聞くと最初は撮影も投稿も歓迎していたらしいのですが、先述のようなマナーの悪い輩が登場し、以降は断っているとのこと。
「でも24時間営業で、私は夕方くらいまでしかいないので、夜になると無人になる。そうなるととてもじゃないが取り締まれない」
と嘆いていました。
との事情があり、場所と店名、外観の写真を控えての記事ということになりました。
最東はテトリスをプレイし、最後に挨拶して帰りましたがなかなか味のあるスポットでよだれだらだらでした。
ただ……これには裏話がまだまだあるので、トークイベントや実際お会いした時に話していこうかなと思います。笑




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