怪紀行滋賀・ワンオペテーマパークin石田三成 佐和山遊園
■世はワンオペ戦国時代
どうも最東です。
ここで暴露しちゃうんですけど、あたい、実は歴史に疎いんです。
家人からは『男の人なんて全員戦国時代好きなはずやのに、もしかして男じゃないん?』(大偏見)と罵られる始末。
知っている武将といえば信長秀吉家康謙信正宗信玄元就(ししとう)の神7くらいで、ほかの武将たちのことは嵐以降のジャニーズメンバーくらいうろ覚えです。
そんなあたいなので石田三成が何者かと言われても、『え、大家族のひとですよね』くらいの認識しかありません。
でも世の中にはあたいのような、戦国時代情弱人間は少数派で、我、生まれ落ちたる時代ぞ間違えたり!という人の方が多いそうです。(ほんまか?)
とにかく、その石田さん家のことが大好きな人はたくさんいます。なにをした人なのかは知りません。本当に怒られそうなのでこの辺にしておきます。
そして!
石田三成オタクのある芸術家がみずからの生涯を賭け、作り上げたテーマパークが滋賀にあるのです。しかも、ワンオペだそうです!
いやあ、モノホンの芸術家というのはなぜこうもたったひとりで色んなもの作りたいんでしょうか。虹の泉然り、貝殻公園然り。
生来のものぐさとして北大阪では名の知れた武将、最東にはその辺はちょっとわからないです。
■石田三成のテーマパーク爆誕
さーて、ググってみますか。
ふむふむ、なぁ~る。芸術家ではなく地元の建築業者が佐和山城の主である石田三成のテーマパークを着想し、1976年からコツコツと作り上げたそうな。
復元された佐和山城を中心に石田三成にまつわる歴史資料館や美術館も併設していました。さらに遊具施設も設け、一台石田三成テーマパークとして滋賀のランドマークに!……とはならなかったそうです。
なんとオープンに至らなかったとのこと。
とはいいつつ、中に入れなかったのかというとそうではなく、無料開放していたそうです。数年前までは普通に中に入って見学ができたのですね。それはそれはもったいないことした……orz
来てくれたお客さんに楽しんでもらいながら、石田三成パークである佐和山遊園はさらに増築、改築工事が続けられ地道に大きくしていきました。
過去に盗難事件も起こったりもしましたが、現在は市の管轄のもと閉鎖されています。
しかし、実際に行ってみると実物の迫力スゲー!となるのは請け合い。
金ピカの佐和山城をはじめ、五重塔や美術館、庭園にある造形物や石田さんが所せましと犇めいています。
廃墟と呼んでいいのか、と思うほどのにぎやかさが佐和山遊園にはありました。
■謎の廃屋発見
現地にやってきてみて、まず驚いたのが国道沿いに堂々と存在していたことです。
国道8号線佐和山トンネルの手前にどかんとあります。
市街地ではないので「なんでこんなところに!」とはなりませんが、なにもしらずに車で通行したら驚くこと間違いなし。
最東はこれ目当てに来たので驚きはしませんでしたが、なにも知らずに来たらきっと事故ってました。(縁起悪い)
最近まで中に入れたらしいのですが、最東が訪れた時にはもう閉鎖されていてフェンスがありました。せめても、とえなこを激写するかのごとく、パシャパシャと写真を撮りまくってやんぜ!ピキッ!!パキパキッ!!
と、佐和山遊園の全体をしっかり撮影しようと国道8号線を渡り、引きで画角に収めていると、佐和山トンネルの横に道が続いているのに気が付きました。
「おやおや~」
興味が沸き、近づいてみると確かに道にはなっているものの草がボーボーで先に行く気が失せる状態。山道の国道なので、トンネルの横が山道だというのはまあ納得ができることです。
しかし――
「ん、屋根……?」
伸び放題の草木から屋根が見えていました。
一体なんの屋根?
そこは山道で、民家の類はありません。というか人が住むようなところではないのです。
にもかかわらず、民家の屋根らしきものが目に入り、気になって近寄ってみました。
空き家でした。
それもそこそこ新しく、数年前くらいは人が住んでいたのでは思うような民家。
空き家というより、中も荒れていますしその気になれば難なく侵入できそうなあたり、廃墟と呼んだ方が正しそうです。
しかも、表札もそのままで前の住人の名前もわかります。
背筋に冷たいものが走りました。
気味が悪い、とはこのことだと思いました。ずっと寒気がして、気分が悪くなりました。
家に帰ってからもあの空き家の気味悪さが忘れられず、気になった最東はネットで調べてみます。
ですが、ブログですこし紹介しているものがひとつふたつある程度で、詳しくはわかりませんでした。
ちなみに草がボーボーでそれ以上進めないと思っていた山道ですが、実はあの先には佐和山隧道という戦時中に浸かっていたトンネルがあるそうです。今は水没していて、使えないらしいですが、もうひとつ。
民家付近から佐和山隧道に行く途中に、『車の墓場』と呼ばれる場所があるようです。
こちらは割と有名で、知っているひとは知っているそうな。
十数台も廃車がここに捨てられているとのこと。怖え。
いつか再訪したいと思います。
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