*

怪紀行 奈良大神神社 三重虹の泉

怪紀行奈良・東洋民族博物館はこちら

■俺の彼氏、ファロ

どうも最東です。

今回はあたいの彼氏ファロが行きたい場所に行ってきたよ。

奈良県は桜井市にある大神神社ってところです。

「ほ~ん、〝おおがみ〟神社ね」って肩ひじ突きながらポリンキーをサクサクくちゃ食いしてるそこのエテモンキー!(うきー!)

ToBAD!

To~~~~BADゥッッッ!!!!

それは完全にお前の間違いだッ!

正解は「大神(おおみわ)神社」と読みます。小豆島を「え、こまめ島じゃないの?じゃああれだ、あずき島だ!……え、しょうど島?ガッデム!!!」っていうトラップと同じ種類のあれだヨネ!

かくいう最東も読めなかったクチでして、行きの車の中で彼氏に「ところで〝おおがみじんじゃ〟ってどういうところ?」と訊ねたら、鼻で笑われて無視されました。ツンデレ属性💛

腐れ冗談はさておき、大神神社は古事記や日本書紀に創祀にかかわる伝承が記されている、日本最古の神社だそうです。最東は神社仏閣の歴史云々には明るくないので、歴史的なことはよく知りませんがある時神様が舞い降りて「わしを三輪山に祀らんかい」と啓示したそうな。

三輪明神と呼ばれていた時代もあるようですが、三輪に祀られたから強引に神を「みわ」と読ませたのでしょうか。さすが神様。

直木賞作家と鮎川哲也賞作家、それと俺の彼氏と訪れたわけですが、ちょうど暗くなる直前の夕刻時。

やってきた時はまだ明るく、超巨大な鳥居がでーんと突然表れてビビり散らかしました。さすが奈良、というかもともと背の高い建物が少ないこともありますが20メートルくらいありそうな石鳥居が涼しい顔で道路沿いに建っているのには圧倒しきり。

彼氏曰く、『三つ鳥居』というのが有名らしく、それを見に行ったのですがコロナウイルス感染対策のために現在は中に入れないとのことでしょぼんとした背中がかわいいな、と思いました。(キャッ)

灯りが点り、幻想的な光景を楽しむことができました。が、その反面思っていた以上に広大な境内を回りきることができず残念無念。

おばけの森

■三重県虹の泉へ

さあ、ここからはファロの彼氏期間は終了。ごめんね、ファロ💛

奈良の天川村(洞川温泉)で一泊した後、一同は三重へと向かいました。

山道をブンブンとドライブすること一時間ほど。

途中立ち寄った植物園でうどんを食べつつ、ずっと行きたかった虹の泉へ。

鮎川哲也賞作家と数年前から「虹の泉いきたいねー」「ねー」と言い続けたスポットですが、ここで虹の泉とはどういうところか説明しましょう!(ねー)

三重県松阪市飯高町の山奥に、この地で育った陶芸家・東健次氏がたった一人、35年もの歳月をかけて作り上げた陶アートスペース「陶芸空間 虹の泉」。5800平方メートルもの土地を陶で埋め尽くすことを目指すも、2013年に74歳で急逝され未完の大作となりました。今回は、実際に現地に赴き作品に触れ、さらに東氏が辿った人生、土地の権利関係、制作資金についても調べてみました!地域の人々の協力を得つつ、築かれた未完の大作を見にぜひみなさまも飯高町波瀬へ。(三重観光連盟公式サイト 「観光三重」より引用)

https://www.kankomie.or.jp/report/detail_561.html

と、三重の観光サイトに全振りした説明で100%理解してもらえたかと思います。

たった一人、35年かけて作った陶アートスペース……そんなの絶対ぞわぞわするじゃん!

というわけでやってきました虹の泉! さあ、いざ参りましょうぞ~(鼻歌

と、……ん?

なんだかひと気がない。どうするんだ料金とか……んん~??

『定休日水曜日』

なんだってぇー―――!!!

「そんな……ちゃ、ちゃんと調べたのに……」

とひとりつぶやく(という体でちゃんと聞こえるように言った)最東のそばで視線が刺さる。

同行した仲間たちの痛いほどの冷たいまなざし。時代が時代なら切り捨てられていようもの。

「ちゃんと調べたんだよ……定休日あるって書いてなかったから……あたふた」

『あたふた』と口で言っちゃうかわいさを演出しながら、冷たい目にぞくぞくしちゃったお★

とはいえショックを隠し切れない最東。直木賞とか鮎川哲也賞とかは「仕方ないですよ~」と真顔で言ってくれたけれど、せっかく来たのに、何年も前から行きたかった場所がいざ来て営業してないなんてあんまりだ!

そういうわけであくまで中には入らず、外側から撮れる範囲で虹の泉を激写することにしました。

パシャパシャパシャパシャ!

■連続うどん

そうして虹の泉を意地と根性でパシャった後、『このあとどうすっべ?』という話になり直木賞のリクエストで伊勢うどんを食べに行くことに。

「え、ていうかさっきうどん食べたよね」

「いえ。伊勢うどんなんで。さっきのは普通のうどんです」

「なるほど。完璧に腑に落ちた!」

というわけで一同は伊勢うどんの名店へと向かいました。

しかし、行ってみてびっくり名店はおかげ横丁の中にあったのでした。平日の水曜日とはいえさすが三重が誇る観光地・伊勢神宮のおひざ元、観光客でいっぱいでした。

最東はこれまで「伊勢うどんなんてにゅるにゅるでやーや!」と思っていたのですが、ここの伊勢うどんを食べて意識が変わりました。伊勢うどんうましっ!

怪紀行奈良・天川村はこちら

スポンサードリンク



関連記事

考察 ひとりかくれんぼ②

  ■ひとりかくれんぼがなぜ危ないのか       どうも最東です。    

記事を読む

暗闇

  ■知っている暗闇      

記事を読む

【祝】第23回日本ホラー小説大賞【読者賞】

      ■ついにやりました  

記事を読む

no image

いわくつきの映画 / スーパーマンの呪い

■スーパーマン       どうも最東

記事を読む

no image

【不可解】時空のおっさん事件 / 怪奇夜話 / ヴォイニッチ手稿②

◆増殖する謎        どうも最東です。      前回、【解読不可能の手

記事を読む

猿の血 2 / ホラー小説

■異変       俺が青果店でバナナを盗んだ

記事を読む

福井県怪紀行① 鎮座する業・越前大仏(清大寺)その1

■恐竜の国・福井県 どうも最東です。今回は北陸・福井県に行ってきました。 近年

記事を読む

ロメロが絶賛したゾンビ映画 / ショーン・オブ・ザ・デッド

    ■ショーン・オブ・ザ・デッド  

記事を読む

no image

【怪紀行滋賀番外編】待ち人こず! 断罪のファロ!

■本記事をお読みいただく前に どうも最東対地です。 今回は怪紀行の番外編として

記事を読む

no image

双葉社ホラー賞 / ケータイ小説賞とは

■拡散忌望の行方       どうも最東です。

記事を読む

スポンサードリンク



Comment

  1. […] 怪紀行・奈良大神神社、三重虹の泉 […]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

スポンサードリンク



【連載】めろん。1

■めろんたべますか ・綾田広志 38歳 刑事①

【夜葬】 病の章 -1-

一九五四年。 この年の出来事といえば、枚挙に暇がない。二重橋で一

怪紀行兵庫・自然に呑まれてゆく産業遺産 竹野鉱山

■わくわく鉱山ツアー どうも最東です。今回も前

怪紀行鳥取・廃墟景観シンポジウム2 天空に眠る若松鉱山

■産業遺産フォー! どうも最東です。ぺろぺろ今

怪紀行青森・東北最恐?それとも最狂?止まらないおもてなし とびない旅館《後編》

~前回までのあらすじ~ 変人がやっている旅館に

怪紀行青森・東北最恐?それとも最狂?止まらないおもてなし とびない旅館《中編》

とびない旅館 前編はこちら ■座敷童がでる宿

怪紀行青森・東北最恐?それとも最狂?止まらないおもてなし とびない旅館《前編》

怪紀行青森・死者と邂逅する場所 恐山 ■飛内さ

→もっと見る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP ↑