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嗤う旅青森・巨大な藁人形がお出迎え 御瀧大龍神神社 ごった煮石像パーク 西の高野山弘法寺

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■地蔵信仰のつがる

どうも最東です。

いやあ、とにかく青森の取れ高がすごい。

最東は友人のMOCCHANと共に、二泊三日でやってきたわけですが、そりゃもうわんさかと写真が撮れました。

それだけ回ったスポットが多いということでもあります。

車が空いていて、すいすい走れたということもありますが、それにしたって〝予定よりも多くのスポットを回った〟のは今回が初かも知れません。

ほとんどの場合、「あ゛あ゛あ゛~~っっ!!あそこもあそこももっとい゛ぎだがっだの゛に゛ぃ゛~~~!!!!」と三日三晩、夜しか寝れない日々を過ごすのですが、今回はすーいすいのすいすいすーでした。

まず我々は青森空港から川倉地蔵尊へと向かい、その次に斜陽館、高山稲荷、木造駅、弘法寺へといったわけですが、この中で斜陽館、弘法寺は当初の予定にはありませんでした。おもったより、巻きでスケジュールを消化していたので、ペヤング気分で増やしたわけです。

川倉地蔵尊でもご紹介したように、青森県のつがる市は昔から地蔵信仰が盛んでした。

その背景には大飢饉や口減らしがあったのが想像に難しくありませんが、それにしたってあちこち地蔵があります。

最東が驚いたのは、なんでもない町並の、なんの変哲もないバス停……といっても、雪に無縁の関西人から見ればめずらしいバス停の小屋ですが、東北の方にはなんの変哲もないバス停なのでしょう。

とにかく、そんななんの変哲もないバス停横にお地蔵さんの小屋があったのです。

なにを言っているかわからないと思いますが、ところがどっこい額面通り受け取ってください。そのまんまです。

ちょうど、川倉地蔵尊や弘法寺に行ってきたところだったので、必要以上に驚きはしませんでしたが……いや、嘘です。驚きました。テンション上がっちゃいました。すみません。

割としっかりした、屋根付きのお地蔵さんの小屋はガラス戸付きで、とてもきれいにしています。

信楽の記事で『たぬきの置物が置いてある陶器店が大阪のたこ焼き屋並みにある』と書きましたが、そのレベルでお地蔵さんがあります。いや、お店じゃないけど。

如何にこの地の人々にとって、地蔵信仰が身近なものか、身に染みる思いでした。

■ごった煮の弘法寺

先に行った川倉地蔵尊で、本堂の地蔵群を見るのを忘れるという手痛い失態を挽回するため、最東は近くになんかないか調べました。

そこで見つけたのがここ弘法寺です。

ここに水子供養の地蔵堂があるということでやってきました。

やってきてみると、緑の境内にあれこれと石像やら石碑やらが目につきます。

とりあえず、ひとつひとつ見ていくとたぬきや不動明王、観音様に童子にカエル。カエル?

MOCCHANがぽつりと「なんでもありやな」とつぶやいていました。

そんな中に地蔵堂があるのだから、さらに頭がパラレルワールド。

地蔵堂は8畳くらいの小屋ですが、一面にずらりとお地蔵様が並んでいます。

ここのお地蔵さまもそうですが、つがるの地蔵信仰ではお地蔵さまに服や帽子を着せるようです。道端の地蔵堂でもそうですが、神様といっても子供の身代わりや亡き子供自身というような、身近な神様なのだと思います。

服を着せているもの以外にも、色を塗っていたりするものも多く見られました。

青森は都会にはない、神様との距離をとても感じます。

■田舎道に突如現れる巨大藁人形

十和田市の奥に巨大な藁人形があるときいてやってきました。

ちゃんとわかってたはずなのに、実際目に飛び込んできたら

「こええ~!」

と最東叫んでいたよ。怖かったよ。

3メートルくらいあるので、単純にその大きさにビビるわけですが、それよりもマジでなんにもない田舎道にどーん!と現れるので、初見だとガチで怖いです。

当たり前ですが、夜もこのままなんですよね。ちょっと想像しただけで、金の玉の袋がきゅっと縮みあがりそうです。

これは坂ノ沢のカヤ人形作りといって、かつて坂ノ沢集落で男だけで作っていたそうです。男女一対、二体のカヤ人形で男は髷と刀二本を腰に差し、男性器を取り付けます。女は髷を結わえ簪と生花で止め、こちらにも女性器を取り付けるそうな。

どちらもふんどしというか、前掛けのようなもので隠しているので性器は見えませんが、ご立派なものがついているそうです。

足元に小さな藁人形(カヤ人形?)が名の通りわらわらとあったので、怖くて覗き込みませんでした。

カヤ人形の横には御瀧大龍神神社という神社があり、これもまた見た目が真っ赤で怖い。

なんで赤くするんだよ~、マジで怖いよ~

寺とか神社とか、怖いものだと思いたくないんだよあたしゃ! でも真っ赤っかにすんのは完全に怖がらせにきてんじゃんよ~(偏見)

こちらもMOCCHANは興味深く観察していた模様。やっぱり、青森という土地は土着信仰や宗教観が自分たちの知っているそれとは違っているようです。

しかし、こんなに怖くて異様だけど『御瀧大龍神神社』って名前はいかつくて、すごいかっこいい。なんなんだこのギャップは……

全部怖い

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