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嗤う旅静岡・カオスの伏魔殿 怪しい少年少女博物館&ネコ科の王国 ねこの博物館

■THE 怪紀行

どうも最東です。

世の中には二種類のスポットしか存在しません。

〝怪紀行か〟それとも〝THE怪紀行か〟

どっちも怪紀行ですが、怪紀行とTHE怪紀行の間には埋められない差があります。

どんな差かって?

それはその、あれ、あれですよ。そう、あの……いわゆる、こういう……ええっと、そう。それです。

まあ、どっちも同じです。

当ブログ、および拙著『この場所、何かがおかしい』でもたびたび登場している静岡県ですが、ほんとこの県は怪紀行スポットが匍匐!じゃない、豊富!!

まさにカオス県。混沌の土地と言っていいでしょう。

そんな混沌の土地SHIZ-OKAでもっとも有名なスポットといえば、そう、『まぼろし博覧会』です。当ブログの読者なら名前でピンときているはず。

拙著『この場所、何かがおかしい』でも、大きく取り上げたあのカオスの殿堂です。

この名物館長セーラちゃんが、まぼろし博覧会以前に作ったのが今回ご紹介する『怪しい少年少女博物館』と『ねこの博物館』です。

おや? ディスプレイの向こうから「ね、ねこの博物館!?」という驚愕の声が聞こえてきますね?

ちゃんと紹介しますので、我慢してください。ちょっとごめん猫♥(古い)

gomennneko

■怪しい少年少女博物館

まぼろし博覧会の前身となった『怪しい少年少女博物館』。

こんなに名が体を表していることがあるでしょうか。

一見すると『怪しい少年少女博物館』ってどういう意味なんだ、と思いますが実際に訪れてみると「ほほう、確かに怪しい少年少女博物館」と納得します。

なにしろ、少年少女たちのための博物館だし、なによりも怪しい。

ね? ぴったりでしょ。

毎度の如く、なにを言っているのかわからないと思いますが、まさにそのままの意味です。

まぼろし博覧会でもさまざまな物がある意味雑多に、時にダイナミックに展示されていましたが、そのマインドがこの施設から受け継がれているというのが嫌というほど思い知ります。

レトロ感あふれる、昭和の玩具をはじめとした、当時の少年少女たちが大好きだったものが所せましと陳列され、ファミコンで遊んだりもできます。(最東はカセットビジョンを持っていました。算数ピューター)

シルクハットの邪悪な顔をしたペンギンさんを目印に、駐車場に入るともうそこからカオスが始まります。

とはいえ、まぼろし博覧会に比べるとまだコンセプトがしっかりしているのが怪しい少年少女博物館。奥にはあやしい夜の学校と称したお化け屋敷もあり、アトラクションとしても楽しめます。

「場所が足りない!」とセーラちゃんがまぼろし博覧会を作ってしまったのがうなずける、まぼろし博覧会に比べるとミニマムなスポットですが、そのぶんカオス成分がぎゅっと濃縮されています。

■ねこの博物館

まぼろし博覧会の姉妹店は、『怪しい少年少女博物館』と『ねこの博物館』です。

え、なんて?

とまた聞き直す声がしましたが、もう一度言います。

ねこの博物館です。

しかも、実はこのねこの博物館――、怪しい少年少女博物館よりも前にできました。

そう、つまりあれです。

セーラちゃんがセーラちゃんになる前、最初に作り上げたのがねこの博物館。

このあとに怪しい少年少女博物館ができ、そしてまぼろし博覧会に至ります。

(実はまぼろし博覧会は今の場所の前に、別のところ(熱海だったかしら)にあったらしいのですが、増え続ける展示物に対応すべく増設を重ねていたところ、土地がなくなってしまったために現在の旧植物園に移ったそうな)

で、もちろん行ってきましたよね、この博物館。

ここは怪しい少年少女博物館からかなり近いところにあります。

ちなみにまぼろし博覧会もそんなに離れていないので、カオスバミューダトライアングル目当てに静岡に遠征するのは、アリ中のアリです。むしろ、そうであれ。

ねこの博物館は、ほかのふたつのスポットに比べるとやや高台の立地にあります。

まぼろし博覧会と怪しい少年少女博物館から先に回ってから、その外観を見ると脳がバグります。

「え……むっちゃかわええやん(イントネーション)」

城を基調とした、水色とのツートンカラー。あちこちにいる猫のオブジェ。いかんせん、古さは否めませんが、それを補って余りあるファンシーさがそこにあります。

もしかして、セーラちゃんの本質ってここにあるのかしら……と思いつつ、玄関に足を踏み入れると窓口には女性スタッフとマネキンに猫の頭がついた猫マネキン(今命名)がお出迎え。入場券を買い、猫マネキンからソーシャルディスタンスの注意を受けながら入場します。

すると目に飛び込んできたのは、野生の王国。

いやーん、ワイルドなねこちゃあああーーん!!

っていうか、

ライオン!トラ!チーター!

ラターラター、ラトラーター(キィン)

うわあああ!ねこっていうか、これは……ネコ科じゃああん!!(うええん)

なるほど、間違ってはいない。

しかも、このリアルさは間違いなく剥製です。

いやいや、確かに面食らいはしましたがこれはこれで見応えがありますよ。

入って最初のフロアからいきなり野生の王国に放り込まれるとは思いませんでしたが、色んな種類の虎やライオンをこんなにもそばで見比べることはないので、ねこらしさはありませんがかなり楽しいです。

野生の(ネコ科肉食獣)王国を堪能し、二階へ上がるとにゃあん! 今度こそねこの楽園が待っていました。

ねこの玩具やフィギア、グッズなどが展示されていて「ねこの博物館ってそういうこと?!」と若干なりますが、こんなにもねこのものに囲まれることはないので、ほっこりした気持ちになれます。

それに、このフロアを見ているとやはりまぼろし博覧会と怪しい少年少女博物館の姉妹店だとわかります。展示の仕方だとか、展示物のあれこれに共通したパッションを感じるからです。

この不思議な感覚はあまり味わえません。

……と!

ここまでが前哨戦みたいなもの。

楽園が見たいネコ? ここがそうだぜェ~(ネコルゴ)

なんとそこには生きたねこちゃんが触りたい放題!

「!?」

全体的にどのねこちゃんもふくよかでふてぶて――おとなしく、ふわふわでごろごろしててかわよい!

思わずはぬーん、となること請け合い。

さらにねこちゃんと同じ部屋で触れ合おうの部屋もあり、全然近づいてきてくれない気まぐれさがまさにねこで最高でした。

いやーん、ねこの博物館、最高じゃァアン!!

みなさん、まぼろし博物館と怪しい少年少女博物館、ねこの博物館のツアーをするには一日じゃあ足りませんぜ。二泊三日で、すべての時間をここに費やしましょう。

追記

ねこの博物館の周辺には廃墟が豊富で、別の意味でも楽しめます。

中でもプールの廃墟は見応え抜群。

そして、白い館の廃墟がありまして、これがまたインパクトがすごい。

二階の廊下が朽ち落ちていて、見るからに危険ですがまさに廃墟!って感じで満足感があります。

後日、SNSで知らない人がこの廃墟をアップしているのを偶然見かけ、その投稿内容に驚きました。実はこの廃墟、カラオケボックスだったらしいのですが、そのオーナーがなんと元ドリフターズの荒井注氏。

しかもしかも、ここでカラオケボックスを経営しようと店を建てたのはいいですが、部屋の入口が狭くて、カラオケの機材が搬入できず、営業に至らないまま空き家となり、廃墟となったそうです。

確かに建物の裏側にはテレビなどの機材が放置されていました。

もしかするとそれらも当時のものなのかもしれません。

入口が狭くて機材が入らないって……さすが、私生活でもコントのようで話題に尽きませんね。

廃墟となった今、二階の廊下部分だけが落ちているのを見ると、入口以外にも設計的に問題があったような気がします。

ともかく……

静岡いいとこ、一度はおいで!

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