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「 ホラー小説 」 一覧

【連載】めろん。34

めろん。33はこちら ・綾田広志 38歳 刑事⑨  嬉々として持論を述べる坂口はまるで水を得た魚だ。  あれこれと解説を持ちだしては好きなことを並べ立てている。

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【連載】めろん。32

めろん。31はこちら ・綾田広志 38歳 刑事⑧  大城と連絡が取れなくなって一か月が経とうとしている。  県警に問い合わせても『有給休暇』の一点張りで話にならない

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【連載】めろん。31

めろん。30はこちら ・星野檸檬 11歳 小学生③  リビングに駆け込んだ瞬間、厭な臭いがした。  臭ったことのない生ぬるく、何ともいえない錆びた臭い。暗い

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【連載】めろん。29

めろん。28はこちら ・星野檸檬 11歳 小学生① 「お姉ちゃーん、かーえろ!」  教室に妹の声が響き、遅れてくすくすと笑い声が聞こえる。クラスメートの女子たちだ。

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【連載】めろん。28

めろん。27はこちら ・大城大悟 38歳 刑事④  暗闇の中で俺はプリキュアのテーマ曲を繰り返し聴かされていた。  尻からは細かな振動が伝わってくる。手は縛

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【連載】めろん。27

めろん。26はこちら ・大城大悟 38歳 刑事③  心臓が止まる。呼吸の仕方ですら吹き飛ぶ。時間が俺の精神だけを取り残して止まってしまったのだと思った。  だが時計

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【連載】めろん。26

めろん。25はこちら ・大城大悟 38歳 刑事② 「両間が?」  電話の向こうで綾田はやはり驚いていた。  考えていなかったわけではないが、実際に直面

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【連載】めろん。25

めろん。24はこちら ・大城大悟 38歳 刑事①  綾田の話を聞いていた俺は頭を抱えた。  公安が『メロン』の事件を攫ってゆく、そこまでは知っている。だが綾田の言っ

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【連載】めろん。24

めろん。23はこちら ・早乙女 公佳 16歳 高校生②  ドアの隙間にメモを滑り込ませるとほどなくしてまたメモがきた。 『今、私の言葉も含めすべてが『メロン』と聞こ

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【連載】めろん。23

めろん。22はこちら ・早乙女 公佳 16歳 高校生①  怖いよ……怖いよ……  押し入れの中で声を声を殺した。  ドン、ドン、とドアを叩く音。  ガチ

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【連載】めろん。1

■めろんたべますか ・綾田広志 38歳 刑事①

【夜葬】 病の章 -1-

一九五四年。 この年の出来事といえば、枚挙に暇がない。二重橋で一

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