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【嗤う旅・北海道】北のKLM・Lを喰らう!崖の上のカオス純喫茶 ランプ城

■室蘭……続行ォ!!

どうも最東です。 みなさんは室蘭が好きですか。 今、私は好きだと決めつけて問いかけています。私は大好きです。

先日【怪紀行】から改名し、華麗なるスタートを切った【嗤う旅】ですが、今回も引き続き北の大地における夢ランド、北海道・室蘭をネリネリ歩いていきます。 室蘭といえば、当ブログが提唱する北海道テーマパークの三大巨頭『北のKLM』(かに太郎・ランプ城・みんなの水族館)がひしめく、カオスの聖地。 しかし、その深淵へ飛び込む前に、まずは室蘭という街のポテンシャルについて語らせてください。

■鉄と絶景と「豚肉」の街、室蘭

室蘭名物といえば、なんといっても『室蘭やきとり』! 最東も北海道へ降り立ち、さっそく地元の名店へ突撃しました。 「すいませーん、やきとりくださーい!」 と注文し、出てきた串にかぶりつきます。 ムッシャァ!……ん? こ、これは……!! 豚肉じゃねえか!!(ぶひぃいいい!)

そうなんです。室蘭で『やきとり』といえば、鶏肉ではなく「豚肉」を指すのです。 豚肉と玉ねぎを串に刺し、甘辛いタレを絡めて、洋辛子をたっぷりとつけて食べる。これが室蘭のジャスティス。 「豚肉なのにやきとりって、詐欺ジャマイカ!」と一瞬思いはしましたが、これがもう、めちゃくちゃに美味い。 洋辛子のツンとした辛さが豚の脂の甘みを引き立て、無限に食べられてしまう悪魔の食べ物です。 そもそもなぜ豚肉なのに「やきとり」と呼ぶのか。諸説あるようですが、かつて食糧難だった時代に野鳥を食べていた名残だとか、豚肉のほうが安価で手に入りやすかったからだとか……。 歴史の変遷に思いを馳せながら、最東はひたすらに豚肉(やきとり)を貪り食ったのでした。STOPグルテン!(※小麦は関係ない)

■地球岬の絶景と、崖の上のカオス

腹を満たした最東(小太りのハゲジジイ)は、愛車のプリプリくんをかっ飛ばし、室蘭の自然が牙を剥く景勝地『地球岬』へ向かいました。 絵鞆(えとも)半島の最南端に位置し、高さ100メートル前後の断崖絶壁が連なるパノラマ絶景スポット。快晴の日には遠く下北半島まで見渡せ、水平線が緩やかに弧を描いて地球の丸さを実感できるという、まさにスケールのバグった場所です。

おっとそこの坊主、今「地球岬って、地球が丸く見えるから地球岬なんでしょ?」って顔したな? した。 ……浅い! 浅すぎるぞそこの小僧! 地球岬の名前の由来は、アイヌ語で断崖を意味する「チケプ」からきているんだよ! 言わせんな恥ずかしい!

展望台に立つと、海風がビュウビュウと吹き荒れ、下を見下ろせば足がすくむような絶壁。自然の雄大さと己のちっぽけさを突きつけられ、「ああ、人間なんて自然の前では無力なのだな」と、ホラー作家らしい(?)ニヒルな感慨にふけります。 ……が、最東が愛してやまないのは、自然が創り出した絶景よりも、人間が作り出した「業の深いカオス」です。 そんな風光明媚な絶壁を堪能したところで、いよいよ本題。 同じ断崖絶壁でもひと味違う絶壁、北のKLMの中核をなす『L』……すなわち純喫茶【ランプ城】へと向かいました。

室蘭市栄町、崖の上の細い道を進んでいくと、突如としてその「城」は現れます。 「……えっ、ここ、やってる?」 到着した瞬間、誰もがそう呟くことでしょう。 蜘蛛の巣が張り巡らされ、壁紙は剥がれかけ、外観はどうひいき目に見ても立派な廃墟です。 しかし、こここそが室蘭が誇る生きた伝説、ランプ城なのです。あまりにも圧倒的で混沌としたその佇まいは、なんと実写版映画『妖怪人間ベム』のアジトのロケ地としても使われたほど! 映画のセットじゃないんですよ、ガチの現実なんですよ。 「はやく人間になりたぁーい!」と心の中で叫びながら、小太りのハゲジジイ(すでに妖怪)はギィィと扉を開けました。

■主不在の城と、断崖絶壁のジンギスカン

一歩店内に足を踏み入れると、そこは昭和レトロを煮詰めたような異空間。 カウンターのラジカセからはフランク・ミルズの「愛のオルゴール」が流れ、天井には古いレコードジャケットが飾られています。 そして壁にはなぜか『1+1=3』と書かれた謎のプレートが鎮座。 why? なぜ3になる? よおし、推理パートだ!(すぐ諦める)

そんなカオスの伏魔殿を60年以上にわたって守り続けてきたのが、伝説の店主・桜庭さん(通称:シズママ)です。 頼んでもいないのに山盛りのチョコレートがドンッ!と出てくるという、愛に溢れた(そしてちょっと狂気じみた)おもてなしで数多くの旅人を魅了してきた御年90歳近いご長寿ママ。 最東も「シズママの山盛りチョコを喰らってやるぜ!」と鼻息荒くやってきたのですが……実は非常に残念なことに、最東が訪れた時にはすでにシズママは惜しまれつつもこの世を去った後でした。

「ああ、もっと早く来ていれば……!」

怪紀行の鉄則『行きたいと思ったらすぐ行く!』を怠った己のフットワークの重さを呪いました。(時間差脱糞) しかし、シズママの姿はなくても、ランプ城が放つ圧倒的な昭和のオーラと混沌は、微塵も失われていませんでした。

さらにランプ城の狂気……いや、魅力はこれだけにとどまりません。 「一番奥のドアから裏庭に出られるよ」という事前情報を頼りに、恐る恐る奥へ進む最東。 そこには、壁一面が本物の石で覆われた個室がいくつもあり、かつて鉄鋼マンや学生たちで繁盛していた頃の熱気が幻影のように漂っています。 そして裏庭へのドアを開けると…… 「ギャース!!」 そこは、太平洋を見下ろす断崖絶壁の先端! なんと崖のギリギリにテーブルのようなものが置かれており、昔はここでジンギスカンを提供していたというのです。 落ちる! 一歩間違えたらジンギスカンと一緒に海へダイブしてあの世行きです! コンプライアンスという言葉が辞書になかった昭和の凄まじさを肌で感じ、最東はちびりそうになりました。

■クラウドファンッディング!!の魂

シズママがこの世を去り、「ああ、ランプ城もこれで伝説となってしまうのか……」と、打ちひしがれたそこの君! ToBAD!To~~~~BADゥッッッ!!!!

なんと、シズママの孫娘である大石寛子さんが、このランプ城の灯を絶やさぬよう、立ち上がったのです! 老朽化した店舗を安全に利用できるようにするため、彼女が打って出た秘策。 庶民ども、汝らはそれが何かおわかりかな? そう、『クラウドファンッディング!!』です! 汲み取り式トイレの改修や、出入り口の扉の修繕、天井の張り替えなど、ランプ城復活のために実施されたクラウドファンディングは、見事目標金額を突破し、多くの支援を集めたのです。

大阪・飛田新地の『鯛よし百番』の時にも言いましたが、こういう歴史的価値のあるワンダースポットを、人々の支援(と課金)で残していく流れ、最&高じゃないですか。 人の思いが建物を守り、空間が記憶を繋いでいく。 そこに最東は、えも言われぬ美を感じてしまうのです。純喫茶よ、永遠に。

■まとめ

いかがだったでしょうか、【嗤う旅】室蘭の『L』ことランプ城。 豚肉のやきとりで腹を満たし、大自然が織りなす地球岬の絶景に震え、今は亡きシズママが残した「昭和の匂いと温かさ」が詰まったランプ城に涙する。 室蘭は、本当に北の夢ランドです。 新しく生まれ変わるランプ城。みなさんも室蘭を訪れた際は、ぜひその混沌と愛に満ちた扉を開けてみてください。 そして、有り金全部置いていけ!(※オムライス代です、恐喝じゃありません)

アディオス!(射殺)

室蘭絵鞆小学校へ

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※今回より【怪奇行シリーズ】は【嗤う旅シリーズ】と名称を変更します。

怪談15日戦争で話した最東怪談『雪女』

前回はこちら https://www.youtube.com

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