無料恐怖実話 / 人気の信じられない話
■共有動画事情
どうも最東です。
このところの異常気象、みなさんいかがお過ごしですか?
先日ブログで書いた本当に危ない画像 にとても多い反響を頂きました。
怖いもの見たさの好奇心が独り歩きしている昨今、誰でも独り歩きのナビゲーターになってくれるのが、インターネットです。
最近はYOUTUBE などは著作権や肖像権の関係で、不適切な動画はすぐに削除されるようになりましたが、それでも一般ユーザーは色々な網をかいくぐってそんな不適切な動画を見つけたり、アップしたりしています。
そんな”不適切な動画”の中に、危ない動画が含まれいている。
そういった内容の記事でした。
■力を持った霊能者
その記事の中で反響があったのは、もちろん上記のようにインターネット上には危険な画像が溢れている、ということもありますが
それよりもここに出てきた霊能者の彼の存在です。
それでは私の知る限り彼のプロフィールを紹介しましょう。
- 名前は竹林(仮)
- 職業はトラックの運転手
- 過去は俗にいうヤンキー
- 現在30代半ば
- 本人のプライベートはまるで上手くいっていない。
- 友人のツテのみお祓い業(仮)を受ける
- 金銭の見返りは決してもらわない
- お歳暮や暑中見舞いなどでお酒や食べ物をくれればいい
- もしも金銭などの見返りを受け取れば霊力が弱まる
- 定期的に山へ修行にでかける
私が知っているのはここまでである。
あくまで彼に関しては、友人づてに聞き知ったことなのでご留意いただきたい。
さて、彼の何がすごいのかというと一言で言えば『霊力の強さ』である。
筆者もさることながら読者の方も、これだけではよくわからないであろう。
しかし、単純にそれだけなのだ。
あまりに強大過ぎて、側にいるだけでその一端を体験できるらしい。
■霊からの電話
ある霊障に悩まされる知人から一度見て欲しいとの依頼があった。
竹林(霊能者)は、快くそれを引き受けると彼の部屋へと赴いた。
彼には見習いの助手兼友人がおり、二人で部屋にやってきた。
ひとしきり除霊の準備らしきことをしていた際、
「もう来るな」
「そうですね、もう来ますね」
そういって不安げに見守る部屋主たちを見て不敵に笑った。
「今からお前らに霊の声を聞かせてやる」
誰もが「なにを言ってんだこいつ」と訝しげに思った。
「もうすぐこの電話に霊から電話かかってくるから、スピーカーにして聞かせてやるよ」
と言った直後、本当に目の前の電話が鳴った。
「いいか、スピーカーにするぞ」
竹林はスピーカーボタンで受話した。
『……』
しかし、電話の向こう側からはなにも聞こえない。
『……』
その場にいる誰もが竹林を見るが、竹林はにやにやと笑って人差し指を口に持っていき「静かに」と無言のジェスチャーをするだけだった。
『……今からいく……』
皆が注目する中、低いノイズの混じった男の声で一言スピーカーから飛んだ。
その一言だけ発すると電話は切れた。
「おい! 準備しろ!」
竹林は助手に指示すると、部屋にいる連中に離れろと言った。
さきほどまでのニヤニヤ顔はどこにもなかった。
■メディアで知るホラー話
お分かりだろうか。
我々が普段メディアで知ることの出来る情報などは、所詮たかが知れているということを。
『事実は小説よりも奇なり』とはよく言ったもので、
現実に存在するものほど、危うく恐ろしいものはない。
その一端がインターネットである。ということを是非ご留意頂きたい。
そのリンク、本当にクリックしても……いいんですか?
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