*

怪さんぽ・尼崎をネリ歩く ~旧かんなみ新地、三和市場、尼崎城~

■新コーナー爆誕

どうも最東です。今回は新コーナー……コーナーで合ってる?

ぶりぶりぶり!

とにかく、新しい企画でござんす。

その名も怪紀行ではなく、【怪さんぽ】

どんな内容かというと、単なる町歩きです。え、普段と変わらないんじゃないのって?死ね!

いつもの【怪紀行】では、基本的に目的があって現場へ行っています。そのついでに周辺の変な場所を訪れて、それも記事にしたりもします。

ですが今回、尼崎をネリネリ歩いて写真パシャパシャ撮っていて気付いたんです。

「えっ、これ怪でも紀行でもなくね?」

いや、百歩譲って怪(怪しい)はいいとして紀行というのとはちょっと違うよね?(時間差脱糞)だってこれ、ただの町歩きだもの!

そういうわけで、特に目的の場所もなく町歩きで見かけた色んなものを激写したものを【怪さんぽ】という新しい企画としてスタートさせることにしました。

まあ、ほぼ怪紀行と変わらないので同じカテゴリでやります。スト2とスト2ダッシュだと思ってくれればわかりやすいかと思います。

スト2
スト2ダッシュ

案外、行ってみて色々見つけるということは多く、路地や商店街を歩いていてもおかしなものや面白い物を結構な頻度で発見することがあります。

写真と共に紹介したいと思いつつ、ホラーブログでどうやって記事化すんだ!と飼っているハムスターを生きたまま上半身を食い千切る暮らし。

血の味を楽しみつつ、「あ、だったらそういう企画を別で創ればE雀ハイスクール! ということでこの度、怪さんぽが爆誕したわけです。

E雀ハイスクール

とかなんとかいいつつ、VOWだと思ってくれれば問題なし。

■旧かんなみ新地

そもそもなにしに尼崎へ行ったのかというと、塚口サンサン劇場で期間限定で上映していた『二百三高地』を観に訪れたことがきっかけです。

「アッ、そういえばこの辺って尼崎の近くじゃナァ~イ?」

と燃える!お兄さんのロッキーのような口ぶりで思い出した最東は、脳裏にかんなみ新地を思い浮かべました。

ロッキーじゃない

かんなみ新地といえば、現存する関西遊里のひとつ。飛田新地をはじめとした、大阪五大新地につぎ、兵庫奈良和歌山の府外三新地(あたいが名付けた)の一画であります。

……が、2021年に警察からの警告を受け壊滅。もともとコロナ禍の影響もあって存続の危機を抱えていたところにこれがとどめとなり、息の根を止められてしまいました。

最東も過去に見物しに行ったことがありますが、下町の飾り窓(よく言いすぎ)といった趣で、狭い敷地の中で欲望がどろどろと渦巻いている感じが最高でした。

壊滅後、いくつかの店舗は飲食店として転業(もともと新地は料理屋という建前なので飲食店に転業とは言い得て妙)し、再スタートを切ったと知っていましたが近いようで遠いようなやっぱ近いような、という大阪人の微妙な心情の町なのでなんとなく足が向きませんでした。

「行ってやんよ!(ピキッ!パキパキッ!)」(!?)

と、ブッ拓の武丸さながらに息巻きながら再訪。パシャパシャと激写ボーイしてやったぜ!

あたいにほんの少しの度胸と勇気(ほぼ同じ意味)があれば、単身突撃してしっぽりと一杯やりながら転業に至るまでの話を店主に訊けたのに!死にたい!

■三和市場~サンロード

旧かんなみ新地は三和商店街に隣接している。

当然、最東はなんの用もなく商店街を歩く。理由なんてなくたって商店街は歩く。

ニーチェは言った。「そこに商店街があるから歩くのです」と。

ニーチェがそういうんだから仕方がないので、最東はずんずん商店街を歩きます。

やはり商店街には色々と気になるものがある。

その中でも三和市場が強烈。いや、今は『尼崎横丁』と名を変えています。

昭和感あふれるレトロオバケだったアーケードの市場がシャッター商店街と化し、その後若者がオーナーとしてバーなどを開店。まだまだ寂しさ爆発だが、いずれはここも活性化するのではという場所。

ここには怪談師・宇津呂鹿太郎さんがやっている『怪談買取所』があります。怪談一話100円で買い取ってくれる斬新なスポット。

1000話売って荒稼ぎしよう!(できない)

怪談売買所

あとは放置されて荒れた社を発見したり、明らかに朽ち落ちた屋根の建物を見つけたり、廃銭湯を見つけたりして盛り上がりました。

途中、コロナ禍でご無沙汰だった夏祭りにも遭遇してエモい気持ちにも。

■尼崎城や町の変なもの

用事のない町のさんぽ、たまんねえ~!

歩きに歩いたあたいの目の前にお城が現れました。

「おおっ、お城やん!」と、驚いたのもつかの間。

大きそうだろ?ちっちゃいんだぜ

大きさに違和感。なんか小さい。

なんだこのデジャブ……そうだ、勝山城のときと同じだ!

ここでも俺たちの多田清が登場するのかと思いきや、ごく最近できたそうな。

【尼崎城】というまんまなネーミングのそれは入城料500円でVRを楽しめるよ!(語弊がある表現)

尼崎城の向かいには赤レンガ造りのいい感じの建物が。名称もそのまま【阪神電鉄赤レンガ倉庫】。中には入れませんが、町の文化財として保存されているそうな。

生活の中にこういうものが普通に溶け込んでいる暮らしっていいな、と思いました。さすが尼崎、ダウンタウンを生んだ街だぜ!(あとファロ)

☆情報求ム☆

阪神尼崎近くの繁華街に【テレビゲーム ゲット】というお店を見つけました。

スナックやラウンジ、風俗店などが入居する雑居ビルの中にあったのですが一体なんの店かわからず、ムラムラしました。(語弊)テレビゲームができる飲み屋なのか、テレビゲームが売っている店なのか、はたまたゲームセンターか……教えてエロいひと!

二階

スポンサードリンク



関連記事

なぜ人は年齢を重ねると眼で見えないものを信じないか

■事実は小説より奇なり     どうも最東です。 &nb

記事を読む

【怪奇行・滋賀県】痛々しい包帯獅子狛・兵主大社&ド迫力産業遺産・土倉鉱山跡

滋賀・玉桂寺はこちら ■カメへん、カメへん、よってきや どうも最東です

記事を読む

怪紀行愛知・少年時代が襲い掛かる!天野ゲーム博物館

■実はゲーマー どうも最東です。実はゲーマーです。 ……とか言ってますけど、も

記事を読む

解読不能の手記 / おすすめホラーブログ

◆スフィンクスの謎を御存じですか      どうも最東です。      

記事を読む

怪僧ラスプーチン / 予言者はかくに語りき

      ■ロマノフ朝を滅ぼした怪僧 &nb

記事を読む

怪紀行奈良・古都古都歩く吉野金峰山

■思いついたらいっちゃえ日産 「そうだ! 吉野へいこう!」 とある年の秋、突然

記事を読む

【電子出版】ホラー小説/おうちゴハン

    ■満を持しての出版    

記事を読む

怪紀行 奈良大神神社 三重虹の泉

怪紀行奈良・東洋民族博物館はこちら ■俺の彼氏、ファロ どうも最東です。

記事を読む

怪談 / 「ふたりめ」 ラジオで披露した怪談を公開

■怪談 『ふたりめ』       どうも最東で

記事を読む

怪紀行京都・ステンドグラスまばゆく 橋本遊廓跡

■鬼龍院花子の生涯 どうも五社英雄です。舐めたらいかんぜよ! みなさん、『鬼龍

記事を読む

スポンサードリンク



Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

スポンサードリンク



【連載】めろん。1

■めろんたべますか ・綾田広志 38歳 刑事①

【夜葬】 病の章 -1-

一九五四年。 この年の出来事といえば、枚挙に暇がない。二重橋で一

3on3 即興小説バトル Kチーム作品

Qチーム作品はこちら 悲しみのタコやき&nbs

3on3 即興小説バトル Qチーム作品

Kチーム作品はこちら 悲しみのタコやき 

怪紀行青森・死の彷徨 八甲田山雪中行軍遭難資料館

怪紀行青森ガンダムカット ■『八甲田山』 どうも

怪紀行青森・文豪はバリバリのお坊ちゃん太宰治の生家 斜陽館 海沿いの道に突如現れるモビルスーツ! ガンダムカットスズキ理容

■恥の多い人生を送っています(現在進行形) ど

怪紀行青森・巨大な藁人形がお出迎え 御瀧大龍神神社 ごった煮石像パーク 西の高野山弘法寺

ブルース溢れる第三新興街と弘前GOODOLDHOTELはこち

→もっと見る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP ↑